〜キラリ輝く人たち 〜男女共同参画社会をめざして
男女共同参画社会づくりを推進するため、平成30年度から34年度までの5年間計画で「第3次玉名市男女共同参画計画」がスタートしました。
これを機に『キラリ輝く人たち』シリーズで、藏原市長に「男女共同参画」について伺いました。
「男女共同参画社会」とはどのようなものと思われますか?
男性も女性もすべての個人が、お互いを尊重し合い、個性や能力を発揮でき、それを認め合うことで、それぞれが「自分らしさ」の中で生きていける社会ということではないでしょうか。
「男女共同参画社会の実現」に向けて、日頃ご自身が取り組まれていることがありますか?また、どのようなことを心がけておられますか?
家庭と仕事に分けてお話します。
まず家庭においては、男女ともに、楽しくいきいきと家庭生活を営める環境づくりを心がけています。私の場合、家事や子育ては、家族で協力し合って、それぞれの立場で、その時にできることをやってきました。夫婦それぞれに仕事を持っていたり、地域活動をしていたりと多忙でしたが、協力し合って乗り切りました。また、夫婦共通のスポーツを通して子どもに接する時間を持ちつつ、家族のコミュニケーションもとりながら「子育て」をやってきたと思います。もちろん、現在も、私ができることは続けています!
仕事においては、市長という立場での考えになりますが、採用、昇進、人事配置など、男女格差の解消をしていく、いわゆる男女平等が基本ですが、男女間には「性差」というものがあり、それを認識することはとても大切なことだと思っています。男性女性それぞれの性差を十分に考慮し、職員一人ひとりが、個性と能力を十分に発揮でき、意欲的に働ける職場環境づくりに努めています。
あらゆる場において継続的に啓発を行うこと、また、行動することで「男女共同参画社会」の実現につながると思います。
「男女共同参画」をどのように市政に反映させたいとお考えですか?
近年、少子高齢化が進み人口が減少するなか、女性の活躍を推進する機運が高くなっていることは言うまでもありません。また、個々のライフスタイルや価値観の多様化など、社会をとりまく環境は急速に変化しています。そういった中で、男女共同参画への意識も大きく変わってきたと感じます。「男は仕事、女は家庭」といった固定的な性別役割分担意識や慣行的な意識も、時代の変化とともに変わってきたと思います。家事・育児に男性がかかわる場面を多くみかけますし、女性が職業を持つことは当たり前のようになっていますね。
職場のことで言うなら、今年4月から、玉名市で初の女性部長が誕生しました。これからも、能力に応じて女性管理職を増やしていきたいと思っています。国や県が示すルールに足並みをそろえるのではなく、玉名市は玉名市らしい、女性ならではの視点や能力を最大限に活用していき、それを市政に反映できればと思います。
また、女性が活躍できるためには、男性も活躍できる環境を作ることが重要と考えますので、男性も子育てや地域活動などに積極的に参加できるよう、柔軟な働き方の支援や子育て支援体制を充実させるなど、「男女共同参画」を広く捉えていきます。
市民へのメッセージをお願いします。
玉名市の舵取り役である市長という重責を担う中で、玉名市で暮らす男女(ひと)が、お互いを尊重しながら自分らしく、豊かで健康に、そして安心・安全に生きられる社会の実現を目指して、さまざまな施策に取り組んでいますが、男女共同参画社会の形成が、自然な形で身近なこととして実現できるような環境づくり、また、「男女(ひと)がともに尊重し合い、自分らしく生きられる社会の実現」に向け、しっかりと努力をしていきます。
「玉名がもっと輝くために、まずは「ひと」が輝いていなければなりません。すべての市民の皆さんの活躍を
大いに期待して、応援していきたいです。」
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