一時中断型が多い玉名市の傾向

昨年の市民意識調査結果から、ご紹介します。
玉名市民の「女性が職業を持つことの意識」について特徴的だったのは、子どもができても働き続ける「継続型」と、子どもができたらいったん仕事をやめて、大きくなったら再び働き出す「一時中断型」を選ぶ人が、ほぼ同じ割合でした。全国や熊本県の調査結果よりも、玉名市では仕事をいったんやめる「中断型」が多く、また年代による考え方の相違も見られました。　　

働くことについての男女平等

また、働く女性をとりまく環境は厳しく、意識調査に回答した女性の6割が働いているものの、男性に比べて非正規雇用などの不安定な就労傾向にありました。「男は仕事、女は家庭」といった性別で役割を固定する考え方(固定的性別役割分担意識)は、少しずつ改善しているものの、いまだに女性は補助的な仕事をするという意識が根強くあることがうかがえます。そして、女性が働く理由で多かったのは、家計を補助する意味合いが強い結果となっています。

さらに、高齢者の就労については、健康で働く意欲はあっても、働くところがないといった意見もありました。活力ある高齢者が働ける条件整備も、今後の課題のようです。

なお、表に示されている回答は、回答者総数(N)、限定回答者数(n)を分母とした百分率(%)で示しています。また、特に数字を示していない場合、一般市民N=974人(有効回答数)とします。