〜キラリ輝く人たち VOL.2〜 男女共同参画社会をめざして
学童保育から見える風景
田中順子さん
プロフィール
- 玉名市横島町在住
- 図書館司書資格取得
- 放課後児童支援員
どのような仕事・活動をされていますか?
主に携わっているのは、横島小学校区の小学生を対象とした学童保育です。現在、1年生から5年生までの子どもたちと接しています。また、障がい者の水泳教室も月1回ほどしています。そんな中で、教える立場ではありますが、教わることのほうが多くあります。
母親としての子育て経験25年目。娘たちは地域の方々に見守られ育てていただきましたが、今は、地域にお返しできる立場になっています。そんな中、家族形態の多様化や女性の社会進出により共働き世帯が増加し、学童保育の必要性が高まっているのを感じます。
仕事と家庭の両立はどのようにされていますか?
理解ある夫の存在で、学童保育やボランティア活動を継続することができています。双子の娘たちには幼児期から楽しく家事を体験させ、子どもの能力を引き出しながら将来の自立を見据えて育てました。15年前に図書館司書資格を取るため、2か月間、愛知県の実家に帰省して大学へ講習に通いましたが、夫や子どもたちは家事を身につけていたので何も心配はありませんでした。仮に男の子が生まれていても、同じように育てていたでしょう。
男女共同参画社会の実現に必要なことは?
男性も女性も、障がい者も区別なく、一人ひとりが持っている能力や可能性を伸ばすことが大切です。そのためにも学習の機会を増やし、自分の考えをしなやかに伝える力を身につけましょう。様々な人との関わりの中で相手の良いところを探し、お互いの存在を認め合い、そこで得たものをまわりに還元していけば優しい社会になると思います。
学童保育と水泳教室は、私にとっての学びの場です。例えば、配慮の必要な方(お子さん)へ理解してもらうためにどう伝えるべきか。それをみんなで考え、違う視点からの気づきを伝え合う中で、よりよい方向性が見い出せることがたくさんあります。そしてその周囲では、しなやかに優しさを身につける人が増えていくのです。
若い人たちへのメッセージ
違う世代の人とたくさん話をしてみませんか。お互いの違いを尊重しつつ、自分も相手も大切にする中で、多様性を認め合うことができていきます。そこからより良く生きる上での多くのヒントが得られるのではないでしょうか。そんな時間をつくりましょう。
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