〜キラリ輝く人たち VOL.13〜 男女共同参画社会をめざして
患者さんとご家族のために連携の輪を築く 【徳山美紗】
プロフィール
公立玉名中央病院 医療福祉連携室 ソーシャルワーカー 徳山美紗
どのような仕事や活動をしていますか?
病気やケガで入院・通院されている患者さんやご家族は、様々な問題や不安で悩んでおられます。経済的、心理的、社会的問題など医療以外の相談も社会福祉士の立場で受けています。そして、退院後も患者さんやご家族が安心・安全に暮らせるよう関係機関や地域との連携の輪を築きながらサポートすることが仕事です。
仕事を通して男女共同参画について思うことは?
看護・介護・育児・家事すべてが男女共同参画であり、男女がそれぞれ活躍できる場だと思います。
特に、医療分野は男女共同参画が進んでいるのではないでしょうか。医療現場では、家族が入院した場合に、男女や家庭の中の立場に関係なく、欠けた役割を誰かがカバーし、助け合って乗り切る姿を目の当たりにします。これこそが、「男女共同参画社会」そのものではないかと感じています。
また、病院では女性スタッフが多く働いていて、育児真っ最中の私もその一人です。仕事が続けられるのは「家族や職場の理解や協力があってのこと」と感謝しています。
市民へのメッセージやアドバイスなどお願いします。
患者さんでもご家族の方でも、一人で悩まず、抱え込まず、どんなに小さなことでも相談していただければ、何か解決の糸口は見つかるかもしれません。玉名地域は医療ネットワークが進んでいて、関係機関の連携の輪で幅広い支援ができています。まずは、ご相談していただけたらと思います。
また、核家族世帯や高齢者世帯も多いくなってきていますので、病気やケガでの急な入院・通院に備えて、「自分がどんな制度が利用できるか」や、そのような時「どうしてほしいか」を普段から確認しておくと、不安を一つ減らすことができます。また、近頃は「終活」という言葉も耳にされると思いますが、「人生の最後をどのように迎えたいか」についいても話し合っておくことも大切なことだと感じています。
ご相談者は、私より年上の方がほとんどで、相談を受ける立場ながら、その方々から学ぶことが多くあります。それらを活かし、今後もより良いサポートができればと思います。
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