油流出事故に注意しましょう!
更新日:2009年2月13日
近年、河川や海、用水路への油等の流出事故が毎年発生しており、その件数も増えてきています。
主な発生源は、ビニールハウスの暖房用の燃料タンクや施設・業務用機械等、家庭用てんぷら油の排出などです。
水質事故は、水質の悪化を招くばかりでなく、元の状態に戻すのに長い時間がかかりますので、海苔養殖や漁業、農業への影響が心配されます。また事故の処理は、原因者自らの責任で行われなければならないので、資機材や人件費など莫大な費用を負担してもらうことになります。
注記:事故が発生した場合の事故処理費用は、環境基本法第37条と水質汚濁防止法第14条の2により、原因者の負担になります。特に、使用する吸着マットや油脂吸着剤の費用、油が浸透した土壌などの処理を専門事業者に依頼する費用など、莫大な経費がかかります。
油等の使用の際は、細心の注意を払い、油流出事故を未然に防ぎましょう!
主な事故の原因
1.給油中のミス
- 目を放した隙に油があふれた。
- ドレンバルブを閉めないまま給油した。
2.配管等の破損
- 作業中に油用配管を傷つけた。
- 配管が腐食し、穴が開いているのに気づかなかった。
3.不法投棄
- 不要になった油を川に捨てた
注記:不法投棄は、河川法や廃棄物及び清掃に関する法律により罰せられます。
事故を防ぐためには
- 配管やタンクの定期点検を怠らない。(老朽化・油臭の有無)
- 給油作業時は目を離さない。
- バルブの開閉は正しいかを確認する。
- 油の量を定期的に確認する。
油の減り方がいつもより多い場合は、配管からの漏れがないか確認する。 - 周囲で保守作業や工事等を行う際、配管等を誤って傷つけないように注意する。
- 不要になった油は処理専門事業者等に処理を依頼する。
- 防油堤や漏油ピットを設置する。
もし事故が発生した場合には
ただちに、次の機関に連絡してください。また、自分で行える措置(油流出箇所の補修、土のうなどによる油拡散の防止等)を行ってください。
市役所環境整備課
電話番号:0968-75-1118
有明消防本部
電話番号:0968-73-5271
玉名地域振興局有明保健所
電話番号:0968-72-2184
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