HIV感染症等をめぐる人権
更新日:2009年2月24日
共に理解し、手を取り合いましょう
HIVは、会社・学校などの社会生活での接触による感染や、空気感染の心配はありません。感染源は、血液・精液・膣分泌液・母乳の4つのみで、感染経路は、
- 性的接触による感染
- 血液による感染(注射の回し打ち、血液製剤・輸血による感染など)
- 母子感染に限られます。
現在、HIVに感染してもさまざまな治療により、エイズの発症を抑えたり、遅らせることができるようになりました。したがって、早期診断・早期治療がとても大切です。
どんな人権問題があるの?
病気に関する誤解や偏見、無理解から、HIV感染者等に対する就職・就学の拒否、様々な嫌がらせ、病院での診療拒否などの差別が起こっています。これらの差別は、HIV感染者やエイズ患者本人のみでなく、その家族にもおよぶ場合があります。
HIV感染者等とその家族の方々は、病気の苦しみに加え、このような差別によって、さらなる苦しみに耐えることを強いられているのです。
そこで・・・
HIVの感染を防ぐことはもちろんのことですが、HIV感染者等に対する偏見や差別をなくすことです。どちらも、HIV感染症等について正しく理解することからはじめましょう。
HIV感染者等の方々が感染した背景は、様々です。皆病気の不安や苦しみと闘っています。性的接触や血液の扱いにさえ注意すれば、日常生活で感染することはないのですから、私たち一人ひとりが、理解し共に生きる仲間として手を取り合うことが必要です。
※HIV(ヒト免疫不全ウィルス)・・・感染すると、身体の中で病原体への抵抗力を担っているリンパ球を破壊します。
※熊本県人権センター発行 「人権課題を知ろう!」 より
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