犯罪被害者等の人権
更新日:2009年2月24日
あなたが二次的な「加害者」にならず、「理解者」になるために
どんな人権問題があるの?
犯罪被害者やその家族は、何の落ち度もないのに、ある日突然、犯罪者の不法な行為によって生命、身体、財産に危害が加えられるという直接的な被害だけでなく、その後も精神面、生活面などにおいて、さまざまな二次的被害をうけるなど、幸福に生きる権利をおびやかされています。
直接的被害
- 精神的苦痛(恐怖感、絶望感などの心の傷)
- 身体的苦痛(外傷・後遺症など)
- 経済的苦痛(財産の損失・失職など)
- 社会的苦痛(地位や名誉の喪失など)など
二次的被害
- 偏見や無責任なうわさ話
- 行き過ぎた報道や事実と異なる報道
- 捜査や裁判の過程における精神的・時間的負担など
これから取り組んでいかなければならないことは?
これまでは、多くの犯罪被害者や家族の方々が誰からも援助の手をさしのべられることなく、一人で悩み、苦しんでいるという実態がありましたが、近年、法整備や被害者支援ネットワークの構築など、犯罪被害者やその家族を社会全体で支えるための取組みが進められています。
私たちは、誰もが犯罪に巻き込まれ、被害者やその家族の立場になる可能性があります。
私たちは、犯罪被害者やその家族の置かれた状況を正しく理解し、思いやりの心をもって接するとともに、社会全体で支援するための取組みをさらに進めていかなければなりません。
※熊本県人権センター発行 「人権課題を知ろう!」 より
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