〜キラリ輝く人たち VOL.8〜 男女共同参画社会をめざして
自分自身に責任を・・・生野繁子さん
プロフィール
玉名市男女共同参画審議会会長
九州看護福祉大学看護学科教授
男女共同参画について玉名市の現状はいかがでしょうか?
平成17年施行の「玉名市男女共同参画条例」の制定時に、各自治区へ説明に伺いましたが各地区の特色が顕著に表れていたことを覚えています。
市民意識調査からは男女の対等さや男女共同参画に対する考え方に地域の温度差があったように感じます。その温度差が次回の市民意識調査でどのように変化しているか気になりますね。
また、玉名市は県内でも早い時期に条例を制定していますが、審議会などの行政関連の委員への女性の登用率は目標値35%に程遠いのが現状です。男女共同参画は『まちづくり』と一体です。県北の拠点都市としてはもう少し頑張ってほしいと思います。
くらしの中で必要な男女共同参画とは何でしょうか?
人それぞれ価値観も違うわけですので、自分の価値観だけではなく他の人の価値観も受け入れられなければ友人関係や仕事の人間関係も築けません。
これからは、男女のくくりだけではなく外国人や障がい者など、さまざまな方とともに社会を形成するための多様な視点が必要です。
そして、一人ひとりが多様な人生を生きることに対応できるような、家庭での教育が大切です。
これからの玉名市に必要なことは何でしょうか?
市民の中には、様々な分野で地道に頑張っておられる方がたくさんいらっしゃいます。「男の人だから、女の人だから」とか「もともと能力があるから」、「役職についているから」とか、フィルターを掛けずに、その人がやってきたことを枠にはめないできちんと認めてほしいと思います。 そうすることで、優秀な人材が育つのではないかと思います。
そして、幼少期から「生きて行く力」がつくような育て方を男女ともにする必要があると思います。
男女共同参画社会基本法にも「対等な構成員」、「共に責任を担う」などの表現がありますように、自分の意志を持ち、自分で選択し、その結果に自分で責任を持つことが必要ですし、そのような人材を育てることが玉名市の未来につながるのではないでしょうか。
若い人たちに伝えたいことは何でしょうか?
今は、私たちの時代以前に女性が頑張って手にしたものがたくさんあります。私たちは自分さえ覚悟をして生きれば何でもできる時代になっていると思います。
その積み上げられてきた歴史を知り、そのうえで与えられた自由な選択肢を十分に活用して、自分自身の為に生きてほしいと思います。
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