〜キラリ輝く人たち VOL.15〜 男女共同参画社会をめざして
子育ても、保育も、楽しい! がいっぱい
プロフィール
鍋保育園 保育士 田上晋士さん
この仕事を選んだきっかけは?
工業系の就職を考えていたので、工業高校に通っていました。2年生で職場体験がありましたが、希望する事業所がなかったので、学校で選んであった「保育園」に行くことにしました。全く未知の世界であり、初めて経験する保育の現場で、子どもと触れ合う保育士さんの姿を目の当たりにしながら、たった1週間の短い期間でしたが、私自身も、日々子どもたちの成長を感じることができ、一緒に過ごす時間の楽しさに引き込まれてしまい、保育士しかない!と強く思ったのがきっかけです。高校での職場体験がなかったら、今の自分はないですね。
仕事で男性の視点を活かせるところを教えてください。
女性ばかりの職場なので、行事での作業や園内整備など、力仕事の部分は任せてもらっています。また、子育て(保育)というのは、母性と父性が必要で、そのバランスが保たれてこそ子どもは育つものと考えていますので、遊びにダイナミックさを取り入れるなど、男性目線を活かせていると思っています。もちろん女性保育士ならではの細やかな気遣いなど、私には及ばない点が多々ありますので、カバーしていただくところも多くあります。職員同士お互いに長所を活かしつつ、サポートしあい、調和を図りながら、より良い保育環境をつくりだせているのではないかと感じています。
仕事上で男女共同参画について思うこと、感じることをお聞かせください。
保育園に預けられる家庭は、ほぼ共働きの家庭であり、育児も家事も、男女に関係なく役割分担し、夫婦間で支え合っておられる様子が垣間見えます。そのようなことから男女共同参画社会は、男性・女性、大人・子どもに関係なく、長所も短所も認め合い、補い合っていることで成り立っているのではないでしょうか。
仕事を通してのメッセージをお伝えください。
まず、こどもたちへ。たくさん遊んで、色々なことを経験しながら、大きくなってください。
次に、保護者の皆さんへ。子育ては、大変なこともあると思いますが、楽しいこともいっぱいあります。一緒に子育てを楽しみましょう。
最後に、玉名市内で男性保育士は私を含め3人と少ないです。この仕事は、子どもの成長を見守りながら、楽しみながらできる仕事だと思っていますし、保育士としての能力を十分発揮できていると思っていますので、私自身とてもやりがいを感じています。これをきっかけに女性の仕事と決めつけず、男性だからといって躊躇せずに、保育士を目指してほしいですね。現在は保育士不足の状況でもありますので、男女を問わずたくさんの仲間が増えることを願います。
カテゴリ内 他の記事
- 2024年1月16日 玉名市男女共同参画審議会
- 2020年12月10日 おとう飯(はん)レシピの紹介!「フライパン...
- 2020年11月5日 おとう飯(はん)レシピの紹介!「油淋鶏」
- 2020年11月5日 おとう飯(はん)レシピの紹介!「あっさり麻...
- 2020年10月26日 おとう飯(はん)レシピの紹介!「玉何(タマに...
- 2020年10月1日 おとう飯(はん)レシピの紹介!「フライパン1...
- 2020年9月18日 おとう飯(はん)レシピの紹介!「アジフライ...