玉名市天水町をハバネロの里に
更新日:2015年1月14日
「自分が食べたいものしか作りたくないんです」。天水町で激辛唐辛子ハバネロの生産、加工、販売を手掛ける荒田美智代さん。そのきっかけは、ホームセンターで一株の苗を見つけたことに始まります。
「それまでは、唐辛子を作っていたんですよね。でもしっくりこなくて。無類の辛い物好きということもあって、ビビっときたんでしょう」とハバネロとの出会いを振り返ります。
はばねろ工房 代表 荒田美智代さん
栽培を始めた当時、ハバネロ自体をなんとなくは知っていても、どのように栽培し、食べていいのか暗中模索で、苦労の連続でした。加工の際には、ハバネロが直接皮膚に付くだけで赤くはれ上がる始末。このためゴム手袋を2重にし、目にはゴーグルという格好に。
味も、ただ辛いってことだけじゃなく、「うまい」と言わせたい。「そりゃ実験台になってもらった友達は大勢いますよ」と荒田さん。そうした試行錯誤の末、完成したのが現在の「ハバネロ調味料「辛司」(shinshi)」です。
辛司の司は、荒田さんのお父さんの名前から。「82歳になる父は、私の理解者の一人。今もハバネロ栽培を手伝ってくれます」。
辛さを司るハバネロ調味料「辛司」は、辛い物好きを中心にファン拡大中です。
はばねろ工房の商品
はばねろ工房
〒862-5406
熊本県玉名市天水町尾田614
電話番号:0968-82-3588
ホームページ:http://habaneroshinshi.shop-pro.jp
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