ピアニストデビューした黒木さんがドイツから帰国
ピアニストデビューした黒木さんがドイツから帰国しました
2年前、玉名市山田出身の黒木遼(くろきりょう)さんが、ドイツでピアニストデビューしたことを「広報たまな」で紹介しました。その黒木さんが、ドイツのザール音楽大学院で最優秀の成績を収め、首席で卒業し、この度帰国しました。
そんな黒木さんにインタビューをしました!
ドイツでの暮らしは?
ドイツでの暮らしは、事務手続きがスムーズにいかなかったり、日本からの郵便物が届かなかったりと大変なこともありましたが、とても充実していました。自然がとても豊かで街並みもきれいです。現地の人たちの休日は、外でのんびり過ごしている人が多く、時間の流れが穏やかに流れているのを感じました。私も、散歩や街の散策、市場によく出かけました。また、劇場での演奏会や公演が毎日開催されており、たくさんの市民の人が気軽に足を運んでいました。そういった文化が人々の生活の一部となっていることを素敵に思います。
学校生活では、友達と話すときは、お互い母国語でない言語を話すため、ジェスチャーを交えながらコミュニケーションを取りました。練習や授業が休みのときは、友達と演奏を聴きあったり、パーティーを開いたり、演奏会へ出かけたり、レストランで美味しいソーセージやビールを飲んだり、とても楽しい時間を過ごしました。留学生活は、かけがえのない時間でした。
目標としていた資格は?
大学卒業後、ピアニストデビューした劇場と雇用契約し、仕事をしながら、国家演奏課程に進学する予定でした。しかし、ドイツは、新型コロナウイルスの影響から厳戒態勢となり、大学も含めたすべての施設を封鎖し、外出制限も課せました。契約予定だった劇場も影響を受け、話が白紙となり、ドイツに残る術が失われ、進学することができなくなりました。そのため、残念ながら資格を取得することができませんでした。
これからの活動と思い
帰国してからは、自宅と熊本市内で後進の指導をしながら演奏活動を行っています。ピアノを学びたい子どもたちに、これまで私が培ってきたことを受け継いでもらいたいと思っています。帰国が決まったときは、将来が不安になったこともありましたが、いま自分にできることをやって前に進んでいこうと思います。
また、玉名市は、「音楽の都」でもあるので、演奏会をできる限り開催し、たくさんの人に生の演奏に触れてほしいと思います。
黒木さんの今後の予定
令和4年4月に玉名市民会館において、ソロリサイタルを開催。
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