10月は里親月間です
里親制度を知っていますか
「里親制度」とは、何らかの事情により家庭での養育が受けられなくなった子どもたちに、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境で養育を提供する制度です。
里親というと、幼少期からその子が成長し大人になるまでの長期にわたり養育を担うと思われがちですが、養育期間は数週間から十数年までと様々です。
子どもは家庭だけではなく、社会全体で育成される必要があります。子どもの養育に携わる全ての人に、里親制度を理解していただくことが重要です。
里親の種類
養育里親
何らかの理由により家庭で生活できない子ども(要保護児童)を、保護者が引き取れるようになるまで、又は自立できるか18歳(場合によっては20歳)になるまで養育を行う里親です。
専門里親
要保護児童のなかでも被虐待児、非行等の問題を有する子ども及び障がい児など、一定の専門的ケアを必要とする子どもを一定期間(原則として2年間)養育します。
3年以上の養育実績と国が定める研修を修了していることなどが必要になります。
養子縁組希望里親
養子縁組を前提として、家庭で暮らすことのできない子どもを養育する里親です。養子縁組成立により委託は終了します。
親族里親
子どもの両親などその子どもを現に監護する者が、死亡、行方不明、拘禁、疾病による入院等の状態となったことにより養育が困難となったとき、要保護児童の扶養義務者およびその配偶者である3親等以内の親族が里親として養育を行います。
里親委託の現状
県内には、家庭で生活をすることができず児童養護施設、乳児院、里親家庭で生活をする子どもが約800人います。里親登録数は約200世帯あり、そのうち67世帯で90人の子どもたちが生活をしています。
里親登録の手続き
まずは熊本県中央児童相談所にご相談ください。児童相談所で詳しい説明をしますので、里親についてご理解いただきましたら、ご家族合意の上で児童相談所にお申し込みください。里親として必要な知識を学ぶ研修や児童養護施設等での実習を受けます。 また並行して児童相談所職員がご家庭にお伺いし、子どもを預かることができる状況にあるか確認いたします。その後、児童福祉審議会での審査を経て認定・登録されます。
里親講座を開催します
日時
令和元年10月18日(金曜日)午後6時〜7時まで
場所
玉名市文化センター視聴覚室
内容
地域の現状、DVD視聴、制度説明等
少しでも里親に興味がある人ならどなたでも大歓迎です。未来を担う子どもたちの健やかな育ちのために里親制度を知ってください。
お問い合わせ
- 玉名市役所子育て支援課(電話番号:0968-75-1120)
- 熊本県中央児童相談所(電話番号:096-381-4451)
- 児童養護施設シオン園(電話番号:0968-62-0428、荒尾市)