人づくり・つながりづくり・地域づくり〜社会教育〜
はじめに
広報たまな2025年4月号から玉名市での社会教育の取り組みや、社会教育団体の活動などを紹介しています。
しかしながら、「人権」については、広報たまなだけでは入りきれません。
このページで、少しずつお伝えしていきます。
人権って何だろう?
一般的には、「人が人間らしく幸せに生きていけるための権利」と言われています。
人権は、私たち一人一人の生命や自由・平等を保障し、日常生活を支えている大切な権利です。
また、人権とは、国籍・性別・出身などにかかわらず、誰もが生まれながらに持っている権利です。
その大切な権利を脅かすものが「差別」です。
人権を尊重する考え方を多くの人に理解してもらおうという取り組みが人権教育や人権啓発です。
人権教育ってどんなもの?
玉名市立横島小学校 森山校長先生に人権教育について教えていただきました。
私が考える人権教育 森山資典 (2025.4月)
私は、人権教育が大好きです。その理由は、今の私があるのは、玉名の学校や地域の人権教育で育てられたからです。私が教えてもらった人権教育は「自分を、家族を、そして、ふるさとを大好きと笑顔で言える」教育です。
文部科学省は、人権教育の目標を「児童生徒にも分かりやすい言葉で表現するならば、[自分の大切さと共に他の人の大切さを認めること]である」と示しています。
私は、自分が幸せでなければ他の人を大切にはできないと思います。人は、衣・食・住が満たされていて「自分は、家族から愛されている。自分は、身近な人たちから必要とされている。自分は、社会の役に立っている。そして、自分は、他の人とつながっている。」と実感できるときに「幸せ」なのだと思います。
そのことを学校教育の目標にすると「自分を、家族を、そして、ふるさとを大好きと笑顔で言える人を育てる。」ことになります。
しかし、私たちが暮らす玉名市には、とても残念ですが人を不幸にする差別が現存しています。その差別が、事件・事象として発生しています。
「人は、なぜ差別をするのでしょうか。」
私は、「幸せ」でない人が、図らずも人を傷つけてしまうと考えます。
「差別は、どうしたらなくせるのか」
私は、差別する人が「自分は、家族から愛されている。自分は、身近な人たちから必要とされている。自分は、社会の役に立っている。そして、自分は、他の人とつながっている。」と実感できると差別はなくなると考えます。
そのためには、人との出会いと学びが必要だと思います。
そして、つながり合って身近な人が増えることだと思います。
そのために私ができることは、出会った人に私を語ることで信頼し合えるなかまをつくっていくことです。今日もなかまづくりをしていこうと思います。
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