山田の藤
更新日:2021年2月19日
山田の藤(やまだのふじ)
【種別】熊本県指定天然記念物
【員数】1本
【指定年月日】昭和40年2月25日
【所在地】玉名市山田1(山田日吉神社境内)
【所有者】民間団体
【内容・特徴】
山田日吉神社(サイト内リンク)の境内にあるフジの古木です。枝張りは10メートルをこえて、藤棚の上に大きく広がっています。かつては幹囲が2.4メートルもありましたが、年月を重ねる中で小さく分かれています。毎年4月下旬から5月上旬頃にかけて満開となり、長さ1メートルにも及ぶ花房が垂れ下がり、豊かな香りを漂わせます。篤学で名を残す赤松助次郎の次男九右衛門が、文化年間に植えたものと伝えられており、樹齢200年以上と考えられています。
山田日吉神社は、大山咋神(おおやまくいのかみ)と白山比売神(しらやまひめのかみ)を祭神としています。周辺には中世の優れた石造物が多く残されており、「建長二年銘宝塔(サイト内リンク)」、「建長四年銘宝塔」が市重要有形文化財に指定されています。また、天文二年(1532年)からの祭礼記録が残っており、「山田白山宮比売神十二坊祭礼記録帳 附 十二坊塔碑」として市重要有形民俗文化財に指定されています。
【地図】