市議会のしごと
議決
議会で審議する案件を議案といい、議案を提出することができるのは、市長と議員に限られています。
この議案を表決し、議会の意志を決定することを議決といいます。
議決する主なものは、条例の制定・改正・廃止、予算の決定、決算の認定、市が結ぶ重要な契約、財産の取得・処分などです。
請願・陳情の審査
市議会は、要望や意見が請願や陳情として議会に提出されたとき、これを受け付け審査します。
請願は、その趣旨、提出年月日、請願者の住所・氏名及びその請願の趣旨に賛同する1名以上の議員が紹介議員として署名または記名押印したもので、だれでも提出できます。また、陳情は、その内容が請願に適合するもので紹介議員は必要ありませんが、請願と同じく処理されます。
提出された請願は、本会議に上程され、担当の委員会に付託します。
委員会で慎重に審議され、結果は本会議に報告され、そこで採択するか不採択にするか最終的な結論が出されます。採択された請願は、市長に送られ、その実現に努めます。
市政の調査と監査
市の仕事が正しく行われているかどうか調査したり、報告を求めたりすることも市議会の大切な仕事の一つです。
本会議で一般質問をしたり、委員会で質疑をしたりして市政をチェックしています。また、特別に議会の議決により、検査調査活動をすることもできます。これには監査請求や100条調査などがあります。
意見書の提出と決議
市だけでは解決できない公共の利益に関係のある問題について国や県などに意見書を提出します。
また、議会の意志を明らかにするため、決議を行うこともあります
選挙、選任、同意
市議会は、議長や副議長、選挙管理委員などを選挙で選びます。また、市長が副市長、監査委員を選任するとき、及び教育委員を任命するときに同意するか否かを決めます。
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- 2021年11月15日 市議会の役割