玉名市出身の2人が春高バレーで優勝
玉名市(大浜町)の2人が鎮西高校バレーボール部で全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)「優勝」!(21年ぶり3度目)
昨夏の全国高校総体(インターハイ)
優勝とあわせ2冠達成。
春高バレー優勝メンバーが市長表敬
鎮西高バレー部優勝メンバーで玉名市出身の2選手が1月16日、全国優勝を市長へ報告しました。訪れたのは鍬田憲伸選手と松野俊作選手で、鎮西高バレー部は1月の全日本高校選手権で見事優勝し、昨夏の全国高校総体とあわせて高校2冠を達成。決勝戦で31得点を挙げ大会MVPにも選ばれたエース鍬田選手は主将としてチームをけん引、松野選手は出場機会はなかったものの持ち前の気配り能力を生かしてマネージャーとしてチームを支え、歴史的快挙に貢献しました。
市長からは、「大変誇らしく思っている。テレビで応援していた。インタビューで父母への感謝を述べているのを見てジーンとした」「ぜひオリンピックの代表になってほしい」「それぞれの今後の活躍に期待している」とエールが送られました。
鍬田憲伸(18歳)
身長190センチメートル。大浜小・有明中出身。中3で全日本中学選抜男子メンバー、県代表としてJOCジュニアオリンピックカップ出場(最優秀選手、大阪府知事賞、オリンピック有望選手)。
松野俊作(18歳)
身長178センチメートル。大浜小・有明中出身。中3で熊本県代表としてJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学バレーボール大会に出場。
インタビュー
2人は大浜小時代からの同級生。そんな2人に、これまでとこれからのことをインタビューしました。
2人は幼なじみ。鍬田君は小2、松野君は小3の時から玉名ジュニア男子バレーボールクラブでバレーを始め、有明中、鎮西高と、同じチームでプレーしてきました。今も熊本市まで一緒に通学しています。
これまで春高バレーでは1年生の時に準優勝、2年生で初戦敗退。熊本地震で被災した学校の体育館が使えない中、3年目の今回念願の優勝を果たしました。大学進学後、チームは別になりますが、2人ともバレーを続けます。
優勝したときの気持ちは?
鍬田「春高優勝が3年間の目標だったので達成できてホッとしている。優勝したいという3年生の思いの強さが優勝につながったと思う。3年間の一番の思い出は春高で優勝したこと」
松野「試合に出られなかった3年生(自分も含め6人)の優勝したいという思いの分までレギュラー7人ががんばってくれて、優勝できてうれしい。自分はマネージャーだったが、選手が試合でがんばるために準備したり言葉をかけてきたりしたことが報われてうれしい」
2人でいてよかったと思うところ
鍬田「小・中時代はずっと松野のトスを打って一緒に練習した。それが今の自信につながっている。スパイクが磨かれてきた」
マネージャーとしてベストコンディションで選手を試合に送り出すという大変さがあったのでは?
松野「最初は試合に勝つ負けるじゃなく、選手が一番いい状態で試合に臨んでもらえれば満足だったが、優勝という結果につながって、マネージャーをやって良かったと思った」
最優秀選手賞を取った感想
鍬田「MVPは狙ったわけではない。みんなのおかげで取ることができた」
今後の目標を教えてください
鍬田「大学では、まわりはもっとすごい選手ばかり。まずは、体作りからキッチリやってケガしない体を作って、バレーボールを楽しんでやりたい。オリンピックは視野に入っておらず、まずは大学での4年間に集中したい。まわりのすごい選手に負けないようがんばりたい」
松野「鎮西高校のように本格的にやる大学ではないが、まずは体づくりからがんばる。勉強もバレーも、楽しくがんばりたい」
お互いについて思うこと
鍬田「(松野は)人の心が読める。スーパースター。マネージャーとしてバッチリ」
松野「(鍬田は)バレーボールが大好き、バレーボールしか頭にない」
昨年、玉名ジュニアが2人がいた時以来で全国大会出場しましたね
「自分たちの時より選手が増えていたのでうれしい。選手には中学高校でもバレーを楽しんで続けてほしい」
第70回全日本バレーボール高等学校選手権大会
平成30年1月8日(東京体育館):3番:鍬田選手,15番:松野選手
中学時代の活躍
有明中時代から活躍する2人は『広報たまな』「平成26年11月1日号」の表紙以来、「平成27年3月1日号」、「平成28年3月1日号」にも登場。
有明中時代の2人(平成26年10月)
引用元:『広報たまな』平成30年3月号抜粋(PDF 約778KB)
※本ページは上記記事を元に加筆・修正して作成しました。文中の人物の年齢・肩書きは平成30年3月1日現在のものです。
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