ようこそ玉名市へ!中村勘九郎さん再訪
2019年12月1日、大河ドラマ「いだてん」の金栗四三役・中村勘九郎さんが玉名市を訪れました。ドラマ放送期間中の最後の訪問として、市民の皆さんに感謝が伝えられました。
いだてん1年間を振り返って
「いだてん 大河ドラマ館」に集まった約800人のファンのもとへ「金栗四三周遊バス」で登場した勘九郎さん。大歓声の中、会場に手を振りながらステージに立ち、玉名市でのロケ撮影の思い出や金栗さんとして駆け抜けた1年を振り返りました。
「金栗さんを演じる前は歩くのも嫌なくらい運動音痴だったんです。でも金栗さんと出会って撮影するうちに、運動が好きになって。今では趣味がランニングとウォーキングです!」と撮影前後の大きな変化を打ち明けました。
ステージの背景は玉名高校美術部の生徒7人が、昨年5月の玉名高校体育祭の看板として描いた勘九郎さんの肖像画。勘九郎さんも「すごい」と驚き、制作した生徒を自らステージに上げて記念撮影しました。
3年生の山下璃央さんはステージから降りると「肖像画を描いたのは3月。『いだてん』が面白くて夢中になっているときに描くことが決まり、とても光栄でした。勘九郎さんは本当に素敵で、ステージで紹介してもらえたことは一生の思い出になります」と満面の笑みを浮かべました。
勘九郎さんはドラマが最終回に近づいていることに対し「玉名の皆さん、1年間応援してくださり本当にありがとうございました。東京生まれ、東京育ちなので玉名はもう1つの故郷のようです。また必ず帰ってきます!」と会場のファンに向かって熱く語りました。
いだてん大河ドラマ館に入館
「いだてん 大河ドラマ館」にも入館した勘九郎さん。
2月以来入館は2回目で、リニューアルした展示を見ながらドラマ撮影を振り返っていました。メッセージコーナーでは、ファンの皆さんや共演者、勘九郎さんの家族が書いたメッセージを笑顔で読みました。
金栗さんの住家とお墓を訪問
ドラマ館でのトークショー後、勘九郎さんは金栗四三さんの住家とお墓を訪れ、金栗さんの娘さんや小田地区の皆さんと対面。
娘さんからは「勘九郎さんのおかげで、父のことがよく分かりました。本当に1年間楽しませていただきました」と感謝が伝えられました。
土日に住家やお墓で「子どもガイド」として活動している玉陵小学校の児童3人が、勘九郎さんを案内。「よく勉強したね」と勘九郎さんは感心し「住家も瀬戸口公園も最初に訪れたときより綺麗に整備されましたね」とあらためて1年間の小田の変化にも驚きました。
玉名高校陸上部にサプライズ
勘九郎さんは続いて金栗四三さんの母校・玉名高校(旧制玉名中学校)をサプライズ訪問。陸上部が練習しているグラウンドに突然姿を見せランニングで登場しました。
「えっ!すごいすごい!」と部員が歓声を上げる中、勘九郎さんは「金栗さんの出身校なので陸上部の応援にきました」とごあいさつ。「一緒に走ろうよ」と誘い、部員と話しながらグラウンドでのランニングを楽しみました。
2年生の尾崎蓮華さんは「ドラマでも思いましたが、四三さんも勘九郎さんも、ただ走るんじゃなくて楽しんで走っているところが印象的。『いだてん』は大好きで毎週見ているので終わって欲しくないです!勘九郎さんと一緒に走れたことは今後の練習の励みになります」と目を輝かせていました。
玉名市で「勘九郎さん、ありがとう」の感謝の言葉が飛び交った1日。
いだてん愛にあふれたひとときとなりました。
大河ドラマ「いだてん」も最終話を迎え、2020年1月13日(月曜日・祝日)にはドラマ館も閉館。開館中はぜひ足を運び、最後までお楽しみください!
引用元:「中村勘九郎さん、ありがとう」『広報たまな』令和2年1月号抜粋(PDF 約11MB)
※本ページは上記記事を元に加筆・修正して作成しました。人物の年齢・肩書きは令和2年1月1日現在のものです。
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