玉名ブランドワーキンググループでの議論の流れ
更新日:2012年12月26日
第1回ワーキンググループ 8月27日 文化センター第1研修室
本プランの大まかな概要説明をしたのち、ワークショップを開催。
玉名市の地図に参加者が知っている観光資源を落とし込んでもらい、ベースマップを作成。各エリアから参加された皆さんで地域資源を共有し、その価値について語り合いました。
第2回ワーキンググループ 9月26日 文化センター第2研修室
全国各地で、地域ブランドに携わっている「今村まゆみ」氏に来ていただき、講演会を開催。
ブランドとは「焼印を押す」という言葉burnedが語源。市町村のキャッチフレーズを見ると、「眠い」ものと「とがった」ものがある。
眠いものとは、抽象的で、他の地域でも転用できるもの。ぜひ玉名市も、とがったものを見つけてもらいたい。
意見交換:玉名市の独自性は?
※3班に分かれて、玉名市の独自性を議論しました。
1班
- 玉名という名前自体がブランド
- 勝負ができていない。そのために勝負ができる玉名に。
- 薬草のまちづくり
- 水運、地の利
- 災害がすくない。
2班
- 子育て環境
- 魂、神霊が集まる聖地
- トマト
- 玉名温泉
3班
- コンパクトさ
- バラバラを逆手に取る
- 四季の食
- 子育てがしやすいまち
第3回ワーキンググループ 10月22日 玉名商工会館5階
この日の会議は、前回の玉名市の独自性と、都市イメージ調査、SWOT分析をベースに、あるべき玉名ブランドの方向性を議論しました。
玉名のブランドターゲットについて
- 玉名市民のまとまり、合併後も続く地域の隔たりをなくす。
- 若い人がみえない。
- 若い人は、日中、夜、どこに行っているのかわからない。
- 遊ぶ場所がない。
- 大学生もバイト先がないために(熊本)市内から通っている。
- 市民が幸せになるために外部を呼ぶ。行ってみたいと思ってもらう、人を惹きつけるまち。
具体的なエリア、ターゲット
- 中高年、アクティブシニア
- 福岡などの都会に住んでいる人に
- 定住目的の60〜70代の女性
- 今までの観光振興
- 外の人ではなく中の人をターゲットに
- 不便を感じない、暮らしやすいまち。
地元にやさしいまち→外部への呼び込みのキーワードに
- ターゲット:子育て世代の30〜40代
- 子どもが将来誇りに思えるまち
- 都市生活に疲れた大人に自然でありすぎない、玉名を選んでもらう。
- 呼び込むためには行政サービスの充実を図る。
玉名を人に例えると
- 笠智衆。東京物語
玉名の課題
- 閉鎖的なイメージの払拭
- 数あるサークルや組織のつながりを密にする。
- 人材育成を行い、動ける人を発掘する。今頑張っている人への仕掛けをしていく。
働き盛りの30〜40代が玉名に来るのか。
- 子育て世代がわざわざ玉名にくるとは思えない。
- 都会に疲れた人が補助金などを利用したりするなどして玉名に居住する可能性はある。
- 人口が減る中「玉名学」などの教育を通して子どもをターゲットとしていけば。
玉名は子育てしやすい町か?
- 玉名で結婚→出産→子育てする自信はない。
- 熊本市から移住してきたが、店や街灯の数、家賃の高さを考えたら、子どもが生まれたら熊本市内に戻る。
- 玉名はバランスがよく、高齢者は住みやすいと思う。
どうしたら働き盛りが玉名に残るのか。
- お店が少ない。
- 学生向けのお店、現在は入りにくい。
- 今後は工場跡地、新玉名駅の開発に期待できるかもしれない。
玉名というネームバリューの弱さ
玉名は個々の団体の能力が高く、キーマンが集まっている。
子どもと高齢者の活気を取り戻す。
ターゲット
- 今住んでいる人、新しい動きを重視していく。
- 今いる人を幸せに。
- 満足できる高齢者をターゲットにしていく。
「そこそこ」という言葉が玉名を表すにはぴったりのフレーズ
- そこそこということは足りないものもたくさんある。それをそれぞれの努力で解決していきたい。
- 市民に対して「そこそこ」でいいのかという意識づけ。
- 「そこそこ」が人を惹き付けるスローガンになりえない。
第4回ワーキンググループ 11月12日 玉名商工会館5階
前回、玉名市を一言で表すと「そこそこな町」という言葉に集約されるのではないかということでまとまりました。しかし「そこそこ」では、元気で魅力的な町にはならないという意見もあり、そこそこの中に輝いている原石を見つけようと第4回目の会議を開催いたしました。
現在の活動を通じて玉名の課題とは?
(初参加の方の活動内容紹介)
玉名をよくしていくためには
- 玉名はとにかく人だと思う。優秀な人材はたくさんいるのでそれを繋いで活用していく方法を見つけていきたい。つながりの無さはみんなが感じている。
- 玉名を俯瞰的に見る人が必要。
- 生き残る町とは、強いでも大きいでもなく「変化するまち」のことである。
挑戦していくとはどういうことか
- 様々な意見があり、どっちがあってもいいと思う。反目するのではなく、違いを認め、活動を応援する形に持っていければいい。
玉名の問題点
- お互いがつぶしあっている。
- ピンチはチャンスになる。同じ考えの人が集まれば、遊んでいる土地を減らすことができる。
まちづくりの活動について
- 最初は楽しいか疑問視されることでも、体験してみると結構楽しかったりする。
- とにかく、同じ目線に立って共感してみることが必要だと思う。
高瀬商店街について
- 高瀬は、商店街によって活性化に差が出ているが、イベントを行うと意外に人が集まった。
- 活気づけの必要性がある。
- 高瀬裏川も、歩いてみると本当に面白い。
玉名の価値とは?
- 人柄ではないか。
- 何事も最初が肝心。
- 農業と観光は、技術力と販売力を活かしていくべき。
- たくさん豊かなものがあるので、どれか一つをとるというのは難しい。情報を共有して、違う方面で活動していても協力し合えるのではないか。
キャッチフレーズについて
- 「そこそこ」をもっとポジティブにできないか。
- 「いっぱい」、「宝あふれる」など、他の町の人が、玉名に行ってみたいと感じ魅せられるフレーズ
- 「そこそこ」でもいいところがいっぱいある
玉名のイメージについて
- 健康にいいまち、暮らしやすさ。
- 必要なものは住むに必要な付加価値なのか。
- 自転車で動ける、坂がない街
- 農家のレベルの高さ。そのものずばり「生がいい」
玉言葉について
- そこそこ
- 「ブランドターゲットは玉名を良くしようとしている人」なので、玉言葉は玉名人向けに、まず地元の良さをPR
- 子育て支援施設もある…が玉名市内での交通網が不便。
- 各団体に足りないものがあるが、それぞれバラバラ個別に動いているので、客観的な視点が無く、自分たちに足りないものが見えていないのでは?
- 多様な価値観の共有の難しさ。
- 足を引っ張りあっているわけではない、それぞれの活動を尊重しあって、お互いに活動している
「そこそこ」という言葉について
- 日本人的な謙虚さを感じる。
- 同じ言葉でも、立ち位置が違うように感じる。
- どこに私たちは立って、どう話していくのか。核となるポイント、人を見つけていくことが、今後の事業では重要なのではないか。
カテゴリ内 他の記事
- 2018年5月4日 企業・団体でオリジナルロゴを使って玉名を...
- 2015年1月16日 7文字の玉言葉
- 2015年1月14日 ソーシャルネットワークで繋がれ!玉名の元...
- 2015年1月14日 7文字の玉言葉 市民投票