小天天子宮の火渡り神事
更新日:2015年12月9日
毎年、10月上旬の土曜日(以前は10月15日でした)に、玉名市天水町小天(おあま)にある「天子宮(小天神社)」で「火渡り神事」が行われます。
この天子宮は、造立年和銅6年(713年)で、造立者は肥後国司道君首名といわれています。
この国司道君首名が肥後国に下向した時、肥後・筑後は当時悪病が流行していました。これを治めるために国司道君首名は、小天上有所(かみうそ)に忌屋を造り祈願を行いました。それによって疫病は治まりましたが、本当に治まっているかを知るために、火渡りを3度行いやけどを負わなかったというもの。
「火渡り神事」は、このような故事にならったものであり、約1300年の歴史があるといわれています。
天子宮の火渡り神事
氏子衆が拝殿に駆け上がります。
当番地区は拝殿を守り、中では中学生による神楽が奉納されます。
火渡り神事には、この中学生らの中で2人が抽選で選ばれます。
境内の中心には巨大な焚き火が置かれます。
ふんどし姿の男たちが、火渡り神事の準備をします。
おき火をわらで作った「ならし」で均します。
竹に杉の葉を巻きつけた松明で、会場を照らします。
進軍ラッパを鳴らす氏子衆。
ちょうちんを持つのは、当番地区の役員たち。
場所
参考リンク
詳しくお尋ねになりたい方は、小天神社(電話:0968-82-3153)または観光物産課(電話:0968-73-2222)へ直接お問い合わせください。
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