令和5年二十歳を祝う会を開催しました!

更新日：2023年1月20日

希望に満ち溢れた第一歩

令和5年1月3日、玉名市民会館大ホールにおいて「玉名市二十歳を祝う会」を挙行し、出席者511人を全体でお祝いすることができました。

当日は晴天に恵まれました。

会場内では、出身中学校毎に着席いただきました。

アトラクション(スライドショー)の後に式が始まりました。

実行委員による抽選会。

令和6年二十歳を祝う会につきましては、広報たまな、ホームページ等でお知らせいたします。

プロブラム

アトラクション1(思い出スライドショー)
開式のことば
国歌斉聴
式辞
来賓祝辞
代表謝辞
閉式のことば
アトラクション2(抽選会・中学校区別記念撮影)

式辞

本日、令和5年玉名市二十歳を祝う会を挙行するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
輝かしき2023年の幕開けとともに、人生の節目を迎えられた皆様、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。また、新年早々からご臨席を賜りましたご来賓の皆様、そして本日の式典を挙行するにあたり、準備を進めていただきました14名の実行委員会の皆様に、心から感謝を申し上げます。

この二十歳を祝う会、これまで成人式と称されていた式典は、埼玉県蕨町(わらびちょう)で1946年に行われた成年式がルーツであり、その取り組みが、「成人の日」につながっているそうです。成人の日の趣旨には、「おとなになったことを自覚し、みずからを生き抜こうとする青年をはげます」とあり、昨年の4月1日に民法の成年年齢が18歳へと引き下げになりましたが、玉名市では「二十歳を祝う会」として二十歳を迎える皆さんを玉名市全体でお祝いすることといたしました。

さて、自分の年齢を3で割った数字が人生の時刻という考え方がございますが、皆さんご存じでしょうか。二十歳の皆さんの人生の時刻は、午前6時から7時といったところだと思います。午前7時は、一日が始まる時間、まさに皆さんは、これから人生の新たな一歩を歩み始めるスタート地点に立っていらっしゃるのではないかと感じます。しかしながら、これから皆さんが船出していく社会は、急速に進む国際化や情報化、少子高齢化、多発する自然災害や新型コロナウイルス感染症といった、さまざまな課題を抱えており、他方、世界に目を向けると戦争という脅威があって、たいへん厳しい時代だと感じています。また、ダイバーシティという多様性に富んだ世界であって、加えてVUCAという言葉で表されるように不確実性が高く、将来の予測が困難な時代ともなっています。

そのような時代の中で、自分をどのように位置づけ、自分がどのような役割を果たしていかなければならないのか、その答えを出すために必要なことは、本質を捉えることであるように思います。様々な情報が溢れ、複雑で先行きが見通せない時代であるからこそ、本質を捉える力を養って、しっかりと将来を見定めて歩みを進めていただきたいと思います。そして、この厳しい環境の中、新たな動きを生み出し、いつしか時代の潮流を創り出すものは、皆さんのような若い力であると思います。iPhoneで知られるアップル社は21歳のスティーブ・ジョブスによって、またSNSという新たな繋がりを生み出したFacebookは20歳のマーク・ザッカ―バーグによって創業され、今の時代を創りました。高い志と柔軟な発想を持って果敢にチャレンジしていくことで、皆さんも、彼らのように新たな道を切り拓くことができると私は信じています。皆さんの力で新たな時代を創っていただきたい、そう期待をしています。

ここで、私から皆さんにお願いしたいことがあります。それは、一度しかない人生を心豊かに笑顔で歩んで欲しいということです。その歩みを進めるにあたり、成功することもあれば挫折することもあるでしょう。疲れた時、悩んだ時、そんな時には、安らげる場所、勇気をもらえる場所、帰ってこられる場所として、玉名市はここにあり続けますので、安心してチャレンジを続けていただきたいと思います。皆さんが育った玉名市は、これまでも、そしてこれからも変わらずにこの場所にあり続け、いつまでも皆さんの心のより所として、誇れるまち、愛着を持てるまちであり続けるように、これからも様々な取組を進めてまいりますので、どんな形でも構いません、皆さんも何らかの形で玉名市に関わりを持っていただいて、今後の玉名市の発展に力を貸していただければ幸いに存じます。

結びに、これまで皆さんを支え、大切に育んでこられましたご家族や地域の皆様に深く敬意を表しますとともに、玉名市のこれからを担う皆さんのご活躍を心より祈念申し上げまして、式辞といたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和5年1月3日　玉名市長　藏原隆浩

祝電(五十順)

西野太亮様
馬場成志様
松村祥史様

代表謝辞

本日は、私たちのためにこのような盛大な式典を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、玉名市長様をはじめ多数のご来賓の方々にご臨席いただき、お祝いや激励の言葉をいただきまして、参加者を代表して心より御礼申し上げます。

この二十年間、私たちは本当に多くの人に支えられてきました。いつも近くで優しく見守ってくださった地域の方々、わが子のようにご指導くださった先生方、愛情を注いでくれた家族、そしてともに歩んできた仲間たち、このどれか一つでもかけてしまったら、今の私たちはいなかったことを考えると、感謝の気持ちでいっぱいになります。

ただ、私個人の話をすると、今までお世話になった方々に誇れるほどの人にはまだなれていません。現在私は、就職に向けて長期のインターン活動をしています。その活動の中で、自分の成長を感じるとともに多くの課題に直面しています。この活動に限らず、自分の不甲斐なさに悔しさを覚える毎日ですが、理想の自分に近づくために、大学卒業後はベンチャー企業で学んだのち、二十代で起業して、誰もが一目置く会社を作り上げてみせます。「言うは易く行うは難し」の言葉にあるとおり、この場で口にするだけなら誰にでもできます。ですので、皆さんには数年後の私を見ていただきたいです。必ず目標を達成し、今までお世話になった方々に誇れる人となっていることでしょう。不器用な自分なりの恩返しをしていきます。おかれた立場は違いますが、私たちそれぞれがこれから、自分の目標に向かって歩んでいきます。今まで、そしてこれからの人との関わりを大切にし、日々精進してまいります。どうか温かい目でご指導ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げます。

簡単ではございますが、以上で代表謝辞とさせていただきます。本日はありがとうございました。

令和5年1月3日

玉名市二十歳を祝う会実行委員会

委員長　中村隼太