熊本県立玉名高等学校本館・前庭池・正門
更新日:2021年2月19日
熊本県立玉名高等学校本館・前庭池・正門(くまもとけんりつたまなこうとうがっこうほんかん・まえにわいけ・せいもん)
【種別】国登録有形文化財(建造物)
【員数】熊本県立玉名高等学校本館 1棟、熊本県立玉名高等学校前庭池 1基、熊本県立玉名高等学校正門 1基
【登録年月日】平成13年9月14日
【所在地】玉名市中1853
【所有者】熊本県
【内容・特徴】
熊本県立玉名高等学校本館は、旧制玉名中学校本館として、当時の熊本県学校営繕技師であった近藤良馬氏の設計のもと、昭和12年に建設されました。鉄筋コンクリート造3階建のアールデコ建築であり、正面東端寄りの時計塔頂部および正面中央の玄関車寄部とその上部に装飾を効果的に集中させるデザインでまとめています。
本館の南前庭に位置する池は、コンクリート造で笠石付きであり、水深約1メートル、周長約50メートルの半円形2池から形成されています。池の間に通路を通しており、上から見ると「中」の字の形になっています。本館棟と2つの校舎の中央を廊下棟で繋いだ「玉」字形の配置と併せて、「玉中」を意識したものであったと考えられています。
正門は、道路から退いて間口5メートルに開き、両脇塀にアーチ形の通用口を開けています。通用口上部に起り形のカーブをつけ、末端部は楠を囲うように曲面状にするなど、流動感のある造形が特徴的です。
【地図】
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