四十九池神社奉納楽・奉納花火(ねずみ火・中入り・流星・傘火・吹き出し・柳)
更新日:2021年4月6日
四十九池神社奉納楽・奉納花火(ねずみ火・中入り・流星・傘火・吹き出し・柳) しじゅうくいけじんじゃほうのうがく・ほうのうはなび(ねずみび・なかいり・りゅうせい・かさび・ふきだし・やなぎ)
【種別】玉名市指定無形民俗文化財
【指定年月日】令和3年3月24日
【伝承地】玉名市築地字四十九1562-1 四十九池神社
【内容】
毎年10月15日に開催される四十九池神社の例大祭で、楽と花火の奉納が行われます。楽は三味線、笛、太鼓で構成されており、例大祭では12曲が演奏され、そのうち4曲は詞章がついた楽歌となっています。多数の仕掛花火や打ち上げ花火の奉納が行われますが、そのうち6種類(ねずみ火・中入り・流星・傘火・吹き出し・柳)は今も築地の住民自ら手作業で制作した伝統花火です。これらの楽と花火の奉納がいつ始まったのかは分かりませんが、享和4年(1804年)には、すでに行われていたことが記録として残っています。花火は世情等により時折中断を余儀なくされるものの、継続して奉納が行われてきました。 楽については、昭和41年から昭和61年(1966年から1986年)まで途絶えていましたが、昭和62年に現在の社殿落成に伴い復活しました。
かつては打ち上げ花火や仕掛花火も地元で制作が行われていましたが、後継者の減少や技術の衰退等の影響もあり、現在伝わる伝統花火は6種類となっています。ねずみ火や流星は全国に類例がありますが、複数の伝統花火が継承される例は少なく、非常に貴重です。
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