日嶽に登ってみませんか

岱明町の北部には、小岱山県立自然公園・日嶽城跡の森があります。日嶽は標高201メートル。頂上まではホタルの里から遊歩道が整備され、シイやカシなどが生い茂る林内では森林浴をしながら散歩をしたりハイキングが楽しめます。頂上には中世に栄えた大野氏の日嶽城跡があり、ここから見下ろす有明海の風景は四季折々に魅力的です。また、5メートル級の大岩が数十個あり子どもたちの格好の遊び場にもなっています。

戦国時代の山城日嶽城跡

今から650年程前の南北朝時代の半ば頃、当時の大野別符(玉名町・築山・滑石・岱明町一帯)の地頭であった大野氏一族の山城(砦)であったと言われています。当時の山城は人目につかない峻厳なところに建っており、普段ここには人は住まず、戦の時だけここの山城に上がって来たのです。昔、日嶽は火嶽とも呼ばれ、烽火台の役目を果たしていました。南北朝時代は現在の岱明町の中心部から南は海であり、日嶽の山頂から外国の船や敵の侵入を見張っていました。そこで敵の船が侵入してくると山頂の烽火台で火を焚き、のろしを上げ、敵の侵入を飛尾大明神社(現在の菊水町)を経て、つぎつぎと鞠智城(現在の菊鹿町)まで伝えたのではないかと言われています。

日嶽ガイドマップ

日嶽ガイドマップ(PDF 約3MB)

アクセスマップ

日嶽入口