県下14市でメタボリックシンドローム該当者がワースト2位・・・
特定健診・特定保健指導の法定報告令和4年度の結果
メタボリックシンドローム該当者の割合が23.9%(県:20.0%)
メタボリックシンドローム予備群者の割合が14.3%(県:12.0%)
メタボリックシンドローム該当者及び予備群の割合が38.2%(県32.0%)
玉名市は、県下14市のうちメタボ該当者と予備群を合わせるとH30年度から令和3年までワースト1位でした。しかし、令和4年度はワースト2位となり少しだけ改善に向かっています。とはいえ、特定健診を受診した人のうち約4人に1人がメタボリックシンドローム該当者及び予備群となります。
メタボリックシンドロームの原因は内臓脂肪の蓄積です。
内臓脂肪がたまることで、脂肪細胞から
- 血圧を上げやすくする
- 血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔をする
- 血栓を作りやすくする
などさまざまなホルモン(悪玉サイトカイン)が分泌されてしまいます。その働きにより高血圧や糖尿病、脂質異常症などを引き起こし動脈硬化が進んでしまうため、その原因となる内臓脂肪を減らすことが大切です。
食事の量や内容に気を付けることは大切ですが、最近では食事をとるタイミングも影響することがわかってきました。ポイントとして、朝食を起きて遅くとも2時間以内(理想は1時間以内)にとること。ちなみに、朝食を食べないと1日の総カロリーは500キロカロリー低くなりますが、太りやすさは5倍に上がるという報告もあります。
生活リズム・食事リズムを整えるのチラシ(PDF 約78KB)
次に、夕食はできるだけ早く済ませること。残業などで21時以降の食事になる場合はおにぎりなどの炭水化物を18時までに食べ、21時以降はサラダや魚などのおかずを中心に軽めに食べるなど「分食」がおすすめです。
動脈硬化をおこさないようにしてくれる善玉サイトカインの出を良くするために、以上のことに注意しながらまずは生活習慣を見直し現体重3%から5%減を目指しメタボを脱出しましょう!
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