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箱根駅伝100回記念 金栗四三スピリットを語るシンポジウムを開催しました

更新日:2023年8月25日

8月20日、玉名市「いだてん」地域振興協議会が、金栗スピリットを生かすプロジェクトの一環として、玉名市民会館において、箱根駅伝100回記念金栗四三スピリットを語るシンポジウムを開催しました。

出演者は、玉名市役所金栗四三推進専門官の徳永愼二氏、大河ドラマ「いだてん」でスポーツ史考証を務められた筑波大学特命教授真田久氏、元亜細亜大学及び拓殖大学で陸上競技部監督を務められた岡田正裕氏、元バルセロナオリンピック女子マラソン日本代表の小鴨由水氏、専修大学文学部ジャーナリズム学科教授の齋藤実氏です。

シンポジウムの様子

ディスカッション風景の写真

シンポジウムで話をする真田先生の写真 シンポジウムで話をする岡田監督の写真 シンポジウムで話をする小鴨さんの写真




 

 

 

 

 

 

  シンポジウムで話をする齋藤先生の写真


 

今回のシンポジウムは、第1部を、「日本マラソンの父 金栗四三の足跡を今に!」と題し、徳永氏による講演を行いました。金栗氏の功績や、箱根駅伝への思いを紹介し、「たくさんのスポーツイベントを企画されたが、箱根駅伝は最高傑作だ。金栗さんはチームとして励まし合って練習できる駅伝の普及が、陸上界の強化につながると考えられていた」と述べました。

第2部では、「金栗四三の教えとこれからの陸上」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。オリンピックに向けた現在の日本の取り組みや、女子スポーツの環境の変化及び箱根駅伝の意義についての議論となりました。

真田教授は、箱根駅伝を始めとした各スポーツ大会を企画立案された金栗氏の存在意義について、

岡田氏は、大学監督時代の箱根駅伝や実業団監督時代の女子陸上競技選手の育成について、

小鴨氏は、バルセロナオリンピックや女子スポーツの発展について、それぞれ専門的な立場で意見を述べられました。

コーディネーターを務められた、齋藤教授は、「現在の日本スポーツ界が取り組んでいる事は、アスリートのトータルコンディショニング。金栗氏は、その先駆者であり、日本スポーツ界に大きな発展をもたらした。」と今回のディスカッションをまとめていただきました。

講師・パネリスト紹介

玉名市役所  金栗四三推進専門官  徳永 愼二氏

徳永愼二さんの写真 1956年7月熊本県玉名市生まれ。専修大学卒業後、玉名市職員として37年在職、金栗四三推進専門官として現在に至る。幼少のころから金栗四三さんの隣家に住み、金栗翁とは92歳で亡くなるまで28年間親交が深く、直接呼吸法やトレーニング法の指導を受けている。また、金栗翁にゆかりのある品々を所有しており、そのなかには「元祖マラソンシューズ」も含まれ、このシューズはテレビ番組「なんでも鑑定団」でも高い評価を得ている。近年は、日本体育協会上級指導員(卓球)として、45年にわたり卓球の指導を行い、全国大会やインターハイ選手を多数育成するほか、金栗四三翁関する講演など全国的に活動している。

 

筑波大学 特命教授  真田 久氏

真田久教授の写真 1955年東京都生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。同大学院体育研究科修了。福岡教育大学助教授などを経て2008年より筑波大学教授。12年より18年まで体育専門学群長(学部長)を務める。古代から近現代のオリンピックに関する歴史人類学的研究や嘉納治五郎の思想と行動に関する研究に従事しつつ、オリンピックの教育的意義に関する実践的研究を行う。IOCオリンピック研究センター委員、IOA(国際オリンピックアカデミー)科学委員会委員、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与および同文化・教育委員会委員、スポーツ庁オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議(スポーツ庁)座長などを歴任。近著に「嘉納治五郎―オリンピックを日本に呼んだ国際人」(2018年、潮出版社)。

 

 

元亜細亜大学、拓殖大学陸上競技部監督  岡田 正裕氏

岡田監督の写真 1945年7月、熊本県生まれ。鎮西高校から亜細亜大を経てフンドーダイへ。大学時代に二度箱根駅伝に出場し、3年時に9区、4年時に3区を走る。1986年からニコニコドー女子陸上競技部監督として、松野明美さんら日本を代表する選手を育成、1999年、亜細亜大陸上競技部監督に就任し、2006年に箱根駅伝優勝に導く。2008年に九電工女子陸上部監督を務めたのち、2010年から拓殖大陸上競技部監督に就任後、箱根駅伝で2年連続シード権を獲得、2018年で勇退。2021年3月より小森コーポレーション陸上競技部のアドバイザーに就任し、同年9月からは同部の総監督に就任。

 

 

 

元バルセロナオリンピック女子マラソン日本代表  小鴨 由水氏

小鴨さんの写真 1971年12月、兵庫県生まれ。1990年ダイハツ工業に入社。1992年の大阪国際女子マラソンに出場し、初マラソンながら2時間26分26秒の日本最高記録で初優勝。バルセロナオリンピック女子マラソン代表に選出。1993年ダイハツ工業を退社後、龍谷大学短期大学部社会福祉科を経て、1996年岩田屋に入社。そこで、往年の名ランナー重松森雄監督のもと、マラソンに再チャレンジし、1999年岩田屋の陸上部廃止に伴い、退社。その後は福岡市障害者スポーツセンター、老人福祉センター、心身障害福祉センターの指導員として勤務するかたわら、2007年から福岡大学で重松監督とともに市民ランナーのランニング指導に取り組み、市民マラソン大会のガイドランナーやゲストランナーとしても活動。2009年1月から、重松監督のもと発足した女性アスリートクラブ「ファーストドリームAC」でキャプテンを務め、現在は西日本短期大学非常勤講師、駅伝部監督として活躍し、男の子2人を育てる「ママさんランナー」でもある。

 

専修大学文学部ジャーナリズム学科 教授/スポーツ研究所  齋藤 実氏  (コーディネーター)

齋藤教授の写真 1970年静岡県生まれ。静岡県立榛原高校から筑波大学に進み、筑波大学大学院修士課程修了。茨城県立医療大学理学療法学科助手、大妻女子大学人間生活科学研究所助手、国立スポーツ科学センター研究員(情報研究部)経て、現在専修大学文学部ジャーナリズム学科教授(スポーツ医学概論、コンディショニングの科学、スポーツインテリジェンス特講などの授業を担当)。2003年から全日本剣道連盟の強化訓練講習会、剣道選抜特別訓練講習会でトレーニングコーチを務め、現在に至る。第12回、13回世界剣道選手権において日本代表チームにトレーニングコーチとして帯同。全日本剣道連盟医・科学委員会委員、日本武道学会常任理事、日本トレーニング指導者協会上級トレーニング指導者(JATI-AATI)、日本オリンピック委員会強化スタッフなど。剣道七段。専修大学剣道部部長として全日本学生剣道選手権大会準優勝、全日本学生剣道優勝大会3位、関東学生剣道新人戦大会優勝等に導く。近年の社会貢献活動として、川崎市スポーツ推進審議会会長、神奈川県運動部活動指導者研修講座講師などを担当している。


追加情報

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玉名市役所 産業経済部 観光物産課
住所:〒865-0025 熊本県玉名市高瀬290-1 玉名商工会館2階
電話番号:0968-73-2222
ファックス番号:0968-73-2220この記事に関するお問い合わせ


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