「玉名型ウェルネスツーリズム」モニターツアーを開催しました
10月14日、玉名市「いだてん」地域振興協議会が、高齢者を対象とした日帰りモニターツアーを開催しました。今回のモニターツアーは、同協議会が推進する「玉名型3つのツーリズム」のうち「玉名型ウェルネスツーリズム」の取り組みであり、今回で5回目の開催。熊本市などからモニター8人の参加がありました。
玉名型ウェルネスツーリズムとは
玉名型ウェルネスツーリズムとは、金栗四三翁が実践した、「女性・障がい者スポーツの振興や健康マラソンをはじめとする健康づくり」などの取り組みを生かし、性別や年齢、障がいの有無に関係なく、誰もが楽しむことのできる旅行の事です。
九州看護福祉大学との連携
今回のモニターツアーも前回に引き続き、福祉や医療を学ぶ九州看護福祉大学のサークルのひとつであるスポーツサポートチーム「Iris(アイリス)」の学生18人の協力のもと、高齢者の受け入れやおもてなしを行う上で必要な課題を洗い出すことを目的に開催しました。
モニターツアー内容
金栗四三翁住家・資料館
まず、金栗四三翁住家・資料館を見学し、小田地区金栗四三ゆかりの地保存会のガイドによる説明を実施。
金栗翁ゆかりの写真や記念品などを、ガイドの説明とともに鑑賞されました。
高瀬地区周辺
高瀬地区にある本町商店街や高瀬裏川水際緑地公園を散策し、地元ガイドによる説明を実施。
商店街では、柳屋茶舗、安田製菓店、田尻高瀬飴本舗にてお土産を購入され、玉名ならではの物産を楽しまれました。
昼食
九州看護福祉大学に移動し、昼食をとりました。
昼食は、金栗翁が好んだ豚肉などの食材を使った特製弁当を堪能。
金栗翁ゆかりの長者饅頭も振る舞われました。
健康教室
九州看護福祉大学Iris(アイリス)の学生と合流し、「健康教室」を開催。
学生による、大学やサークル活動の紹介の後、グループディスカッションを行い親睦を深め、骨密度・握力・足趾力等の測定、健康体操を実施。
モニターの皆さんは、学生のアドバイスに真剣に耳を傾け、健康体操を熱心に取り組んでいました。
学生とモニターの皆さんの笑顔溢れる健康教室となりました。
参加者の声
参加されたモニターの人からは、「学生さんから直接教わるという非日常の体験で、帰ってからでもすぐ実践したい。」「金栗さんのところも初めて行ったが良かった。」「高瀬商店街の方々とのふれあいも印象に残っている。」「次回もこのような企画があれば、絶対参加したい。」との意見がありました。
一方、受け入れを行ったIris(アイリス)の2年生菊川結(きくかわゆい)さんは、「健康教室で、学生と参加者の方の距離が縮まり、体を動かすことによってさらに楽しい時間を共有することができてとても良かった。ただ、参加者の方との接し方に多少困惑してしまう学生もいたので、またこのような機会があれば次回の課題としたい。」と意気込んでいました。
玉名型ウェルネスツーリズムの今後
今回のモニターツアーを開催した玉名市「いだてん」地域振興協議会事務局は、「今回で5回目となるモニターツアーだったが、これまでの意見を集約させ、ツアーの商品化を検討していく。」と意気込みを語りました。
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