金栗さんたち玉名市の偉人が壁画に登場
金栗さんがお出迎え
岱明中の美術部員が、鍋松原海水浴場入り口に明るくにぎやかな壁画を描きました。
多くの市民や観光客が訪れるこの場所で、金栗さんたちがお出迎えします。
2018年10月13日、岱明中美術部の14人が夏休みから取り組んできた大きな壁画が完成しました。これは鍋松原海水浴場入り口の防波堤に描かれたもので、高さ1.6メートル、全長25メートルにも及びます。部員がアイデアを出し合いデザインしたこの壁画には、玉名市出身の有名人(金栗四三、笠智衆、前田智徳選手)のほか、市内の名所が描かれています。
広島カープで活躍し2000本安打を達成した岱明町出身の前田智徳選手。
描かれたのは、シラサギが飛ぶ玉名平野の水田と九州新幹線、花しょうぶまつりと金栗さん、くまモン、蛇ヶ谷公園の桜とすべり台をすべるタマにゃん、山田の藤、笠智衆と小天温泉、花火大会と前田智徳選手。
金栗さんの背に昇る朝日から、有明海・雲仙に沈む夕日、夜空の花火へと1日の流れも表現されています。
夏休みにがんばって描き上げた大作です
この防波堤には岱明中学校美術部が平成12年に描いた壁画がありましたが、老朽化していたため大河ドラマ放送をきっかけに玉名市が制作を依頼。美術部顧問の林武仁先生の指導のもと8月から制作を始め、夏休み期間中は平日朝7時30分から2時間程度、新学期が始まると休日の朝8時から11時まで作業しました。
比較的涼しい朝の時間帯とはいえ猛暑の中での作業は大変で、壁の表面が古くて色をきれいに塗るにも苦労したそう。今まで大きな絵を描いたのは疋野神社の絵馬ぐらいだったという部員たちですが、体力的にも技術的にも多くの困難を乗り越え、部員みんなで完成させました。今では「描いているときは大変だったけど、達成感があった」と振り返ります。完成したのは、「見た人が楽しい気分になるよう場面や色を工夫した」という壁画です。
完成した壁画の前で笑顔を見せる制作した岱明中学校美術部の皆さん。
苦労したところはこんなところ
- 西山理子副部長(写真左)「壁が古くてボロボロで、色を塗るのが大変だった」
- 大道美慧部長(写真中央)「今年の夏は特に暑くて、大変だった」
- 小路由衣副部長(写真右)「郷土の偉人をどんな風に表現するかアイデアを出すのが大変だった」
鍋松原海岸に遊びに来てください
鍋松原海岸は夏の海水浴だけでなく、ビーチサッカーや潮干狩り、地引網などで多くの市民、観光客が訪れる場所です。皆さんもぜひ壁画を見に鍋松原海岸を訪れてください。
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