令和3年12月27日開催　月例記者会見

市長あいさつ

皆さん、おはようございます。

それでは、今年最後となります月例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

さて、2021年を振り返りますと、繰り返される新型コロナの感染拡大にあらがい、自治体として市民の命を守るため、ワクチン接種に終始奔走した一年であったと言うに尽きるかもしれません。日本の医療史上最大のプジェクトとなったこのワクチン接種。しかしながら、完全収束への期待とは裏腹に、遺憾にも新型コロナの流行後、二度目の冬を迎えることとなってしまいました。また、世界の各地で既にオミクロン株による感染再拡大に拍車がかかっています。我が国では、国内の感染状況は低水準で推移しているものの、オミクロン株の市中感染と見られるケースが先週から相次いでおり、25日には遂に隣接する福岡県でも確認されました。「第6波」の襲来がいよいよ現実味を帯びてきたと警戒感を強めている次第です。また、大型連休後は感染拡大傾向にあることを我々はこれまでの経験から既に学んでおりますが、特にこれから年末年始に向け、帰省等による会食・接触機会の増加に伴う感染リスクの高まりを非常に危惧しております。今、地域経済の回復基調が続く中で、度重なる呼び掛けを行うのは、市民や事業者の皆様方に対し水を差すようで大変心苦しく感じますが、感染拡大の懸念があるこの局面をいかに送るかで、今後の状況は大きく左右されるものと認識しております。改めて、年明け後の感染拡大の抑制、また、再度の行動制限措置の発出を回避するためにも、年末年始における基本的な感染予防行動の徹底を　強く啓発してまいりたいと存じます。

また、ワクチン接種についてですが、12歳以上の2回目接種率が今月24日時点で86.14%を達成。さらに、第6波対策の要となる3回目接種ですが、今月から医療従事者向けの接種を開始しております。以降、一般の方々へと順次進めてまいりますが、1回目・2回目接種と同様、通いなれた身近な医療機関での「個別接種」を中心に、「集団接種」で補完する形をとることとし、集団接種会場は市役所本庁と横島町公民館の2カ所を開設。なお、予約方法については現在調整中ですが、決まり次第、改めてお知らせ致したく存じます。

変わって、対象児童1人につき一律10万円を給付する「子育て臨時特別給付金」ですが、国による指針の提示後、本市は現金一括給付方式を採用。まず、「申請不要な方々」約8,000人分の支給を本日行っております。対応に苦慮したものの、担当職員が迅速な処理に努めた甲斐もあって、本市も年内支給を実現することができ、早急な給付を求める市民の皆様方には喜んでいただけたものと感じております。なお、残る「申請を必要とする方々」約1,900人分は、申請開始日や支給日など、準備が整い次第早急に周知を図りたいと考えております。

変わって、今月2日に南関町で発生した鳥インフルエンザについて、本市でも対策本部を設置し、必要な防疫措置を行うなど一時緊張が走りましたが、21日に搬出制限区域が解除になったことに伴い、本市対策会議も本日をもって解散致しましたことを、この場を借りてご報告させていただきます。

それでは、本日の記者会見の内容でございますが、発表事項として「玉名市と社会福祉法人玉医会との食支援に関する協定書調印式」について、以上1件を用意しております。詳細につきましては、担当よりご説明致します。　

また、本日は投げ込み資料として、別に8件を用意しております。

結びに、長引くコロナ禍の中ではありますが、本市としても来年はより一層ニュースバリューの高い情報を記者クラブの皆様方にリリースできればと考えている次第であります。どうか、一日も早い事態の終息、そして市民生活と地域経済の回復を強く祈念いたしますとともに、あわせて記者クラブの皆様方の今年一年のご足労に対し、感謝を申し上げまして、本日の月例記者会見の開催に当たってのあいさつといたします。