令和6年8月23日開催  定例記者会見

市長あいさつ

皆さん、こんにちは。定例記者会見の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

さて、「10年に一度レベルの暑さになる」と言われた今年の夏、熊本県内は厳しすぎる異常な暑さに見舞われております。熊本市では28日連続の猛暑日となり県内観測史上最長となったほか、甲佐町でも27日連続を記録。また、この玉名市においても、熊本市には及ばないものの、7月の猛暑日は計9日、8月の猛暑日は1日〜18日まで実に18日連続と、非常に暑い夏であったことが数字からも伺い知れます。「夕涼み」という言葉がありますが、ご存じのとおり「暑い夏の日、暑さも和らぐ夕暮れどきに戸外で暑さをしのぐ」という意味であります。しかし、近年は日が落ちても気温が下がらず、夕涼みどころか、熱帯夜に夜間熱中症が危惧される気象状況が常態化しつつあります。夏の夜の風物詩の1つである花火ですが、本市花火大会も熱中症対策など昨今の夏場の厳しい暑さを考慮し、その開催時期を試行的に昨年は11月としたところですが、今年は10月5日に開催する運びとなりました。開催時期については市民の皆様さまざまな捉え方があることかと存じますが、市の方には「開催時期を変更して正解だった」との声も一部寄せられております。実行委員会における開催時期の試行は今後も続くようですが、玉名を象徴するこの花火大会、県内はおろか九州内でも有数の大会であると自負しております。どうか実行委員会には試行・熟慮を重ね適切な開催時期を十分にご検討いただくとともに、多くの皆様に愛され、親しまれる花火大会として、後世につないでいってほしいと願っております。

次に、前回の記者会見にて発表しました定額減税調整給付金の業務におけるDXの件についてですが、申請受付開始から約3週間が経過しました。本日正午現在の数字を申し上げますと、対象者12,340件中、申請者数8,001件、申請率65%。うち、LINEによるオンライン申請が4,087件で51%、書面による申請が3,914件で49%という進捗状況であり、初回導入としては比較的順調に推移しているものと捉えております。また、今回の給付金業務への職員動員についても現在、予定数の半分以下と大幅な縮小を果たした状況であり、事務効率化・省力化に貢献するなど、こちらもDXの成果を実証できているものと捉えております。引き続き、検証を行うとともに、LINE-DXの他分野への波及・展開を進め、職員の事務負担軽減と市民サービス向上の双方の達成に向け、鋭意努力してまいる所存であります

次に、九州看護福祉大学の公立大学法人化の検討状況につきまして、この場を借りてご報告させていただきます。今年1月に九州看護福祉大学を運営する学校法人熊本城北学園から「公立大学法人化検討についての要望書」の提出を受け、今年度から企画経営課に職員2名を配置し、検討を進めてまいりました。4月以降、公立大学法人化に関する基礎調査や先進地視察、熊本県との協議を実施し、検討が必要な事項や今後の進め方、スケジュールについて整理を行った次第です。今後は、学識経験者や医療関係者、教育関係者といった外部委員12名以内で構成する市の附属機関「九州看護福祉大学の公立大学法人化検討委員会」を設置し、公立大学法人化の妥当性や実現可能性について議論をお願いしたいと考えております。その後、検討委員会からの最終報告書を受け取りましたら、速やかに市民の皆さんからのご意見を頂戴し、その上で市の最終的な判断をお示しできればと考えております。そこで、今9月議会には、先ほど申し上げました検討委員会設置のための条例改正や委員会開催に伴う補正予算の上程を予定しております。また、その検討委員会におきましては、専門性の高い内容について、短期間で熟度の高い分析・検証を行う必要があることから、民間事業者に検討の支援をしていただくための業務委託に係る債務負担行為補正についても、今9月議会に併せて上程を予定しております。これらの議案についてご承認いただきましたならば、すぐに検討支援業務の事業者選定プロポーザルに取り掛かり、その後、検討委員会を設置して検討を進めたいと考えております。詳細につきましては、本日お配りしております別冊資料をご覧いただき、ご質問等ございましたら、企画経営課の担当までお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。

それでは、これより記事の発表に入らせていただきます。

(以下、市長、発表事項の説明)