令和7年5月29日開催  定例記者会見

市長あいさつ

皆さん、こんにちは。定例記者会見の開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。

さて、今月16日、九州南部が統計開始以来初めて全国トップで異例の梅雨入りとなりました。九州北部の梅雨入りは平年並みの6月4日頃との予想ですが、5月も月末を迎える中、朝夕は季節外れの肌寒さを感じるなど、この時期にしては比較的過ごしやすい気候がここ数日続いております。ただ、今月20日に気象庁発表の「向こう3カ月予報」では「平年より暑い」と予想されており、急激な気温上昇は予断を許さない状況です。現に今年も4月23日から既に熱中症警戒アラートの運用が始まっております。このアラート発令時に備え、本市ではクーリングシェルターとして現在、公共施設9カ所、民間施設2カ所を指定しておりますが、この度本市と日本郵便株式会社九州支社の協定締結により簡易郵便局を除く市内15の郵便局をクーリングシェルターに指定する運びと相成りました。協定の締結は明日午後4時からこの庁議室にて執り行います。これにより高齢者をはじめ市民の誰もが利用できる危険な暑さをしのぐ場所として、今後お近くの郵便局が本市の熱中症被害発生の予防・防止に寄与していくものと期待しております。

また、梅雨入りを前に市公式LINEもメニューを更新し「防災専用メニュー」を新設。災害情報のいち早いキャッチと避難行動のために防災関連情報を専用メニューにまとめパッケージ化しました。必要な情報へのアクセスを容易にしたほか、警報発令時や避難所開設時には状況に応じてメニューを随時追加するなど、より防災に特化した情報発信を行います。有事に備えるツールとして活用いただきますとともに、これから迎える本格的な出水期、豪雨や台風接近の際に市民の皆さま方の避難行動にぜひお役立ていただきたいと存じます。

次に、現在開催中の「高瀬裏川花しょうぶまつり」についてです。今年は春先の寒暖差の影響により本市の見どころである桜・藤は共に見頃が後ろにずれ込みました。菖蒲もやはり例に漏れず、開花状況が1週間ほど後ろにずれ込んでおりますが、花の生育は良好のようです。また、まつりのメインイベントとなりますあさって31日には、まさに日を合わせたようにちょうど見頃となるものと思われます。昨年は天候にも恵まれ非常に多くの来場者で賑わいましたが、今年も当日の天気は良好のようで昨年以上の賑わいに期待がかかります。花しょうぶが織りなす紫と緑の色のコントラスト、また、石垣とのコントラストの美しさは情緒・風情あふれる玉名の初夏を代表する景色です。また、近年はまつりに合わせ裏川・高瀬界隈を浴衣で散策するのも小粋な楽しみ方になっているようであります。どうか多くの方にご来場いただき、思い思いの形でまつりを楽しみ、玉名の初夏を満喫　いただければ幸いです。

次に、先の定例会見にて発表しました「2025プレミアム付き商品券事業」の経過についてお伝えいたします。今月15日から紙商品券の事前応募を受け付けておりますが、応募ハガキが既に2,500通を超える盛況ぶりを見せており、明日30日の応募期限を待たず抽選販売となることが決定いたしました。また、取り扱い店舗の登録数ですが、今月26日までに298店舗からの登録申し込みがあっております。新規の登録は今後も随時受け付けますので、取扱店は前回実績同様300店舗を超える見込みです。なお、来月16日からはデジタル商品券の販売を先着順にて開始します。発行額は紙商品券の2倍を用意しておりますので、こちらもどうかこぞって購入いただき、多くの市民の皆さまの消費活動の一助としていただければ幸いです。

最後に、本市の合併20周年を記念した「市制20周年」冠事業について現在の申請状況を報告いたします。まず、民間主催事業では、花しょうぶまつり、花火大会、専修大学熊本玉名高等学校Ventures(ベンチャーズ)サマーコンサートなどで8件。次に、市主催事業で、e-Spa(イースパ)玉名、玉名観光物産展、第2回玉名市国際芸術祭などで8件。以上、計16件が上がっております。なお、冠事業の対象は、来年3月31日までの実施事業でありますので、まだ10カ月の猶予がございます。20周年の節目、未来に向けた新たな玉名の歴史を刻む出発点となるこの1年を、ぜひとも多くの市民の皆さま方と共に盛り上げていければと思いますので、引き続き事業啓発に努めてまいります。今後も申請状況は折を見て随時報告させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは、これより記事の発表に入らせていただきます。

(以下、市長、発表事項の説明)