【国民健康保険】セルフメディケーションについて
セルフメディケーションとは
セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」(WHOの定義)です。
日頃から自分の健康状態を把握しながら生活習慣の改善に取り組み、市販薬などを上手に活用しながら風邪のひきはじめや軽微なケガの時に自ら治療することも、セルフメディケーションにあたります。
セルフメディケーションのメリット
- 健康管理の習慣が身につく
- 医療や薬の知識が身につく
- 病気により、医療機関で受診する手間と時間が省かれる
- 通院が減ることで、全体の医療費の増加を抑制
セルフメディケーションへの取り組み
特定健診等の活用
健康診断等は、自分では気づかなかった身体の状態や変化を知る大切な機会となります。玉名市の国民健康保険加入者で40歳以上の方を対象に特定健診、18歳以上40歳未満の方に若人健診を実施していますので、毎年必ず受診しましょう。
健康管理の習慣化
普段から適度な運動と栄養バランスのよい食事、十分な睡眠を確保し、身体の自然治癒力を高めておきましょう。また、家庭でも体重や体脂肪、血圧、体温などを確認し、推移を記録しておくことも健康状態の把握に役立ちます。
OTC医薬品(市販薬)の活用
OTC医薬品とは、医師の処方箋がなくても、薬局・ドラッグストアなどで購入できる医薬品(市販薬)です。日頃よく経験する症状(頭痛、風邪、胃腸の調子が悪い、軽微なケガなど)は、薬局で医師の処方箋なしに購入できるOTC医薬品(市販薬)を使い、無理せず休んで様子を見ましょう。
正しい健康知識を身につけ、かかりつけの薬局と薬剤師をもつ
自分の体質や状態、症状に合った薬を適切に使用するために、日頃からかかりつけの薬局や薬剤師を決めておけば、自分の体質に合ったアドバイスを受けられます。また、医師から処方される薬との重複や飲み合わせによる副作用を防ぐことができます。
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)は、健康の維持増進及び疾病の予防として一定の取組(健康診断や予防接種など)を行っている人が、自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために特定の医薬品を購入した場合で、その年中に支払った購入費が1万2千円を超えるときは、一定の所得控除(最大8万8千円)を受けることができるものです。
適用期間
平成29年1月1日から令和8年12月31日まで
注意点
従来の医療費控除とセルフメディケーション税制は選択制となり、併用はできません。手続きや対象となる医薬品など詳しくは、下記のホームページからご確認ください。
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