ずっと夢をみてきた、きもの女王に
全日本きもの装いコンテスト世界大会 「女王」に輝きました!!
玉名市在住の崇城大学薬学部3年生、吉田有見さん(よしだゆうみさん)が、令和3年6月に東京で開催された「全日本きもの装いコンテスト世界大会」の振袖の部に出場し、主要3部門のグランプリに当たる「装いの女王」に選ばれ、市長に報告を行いました。
全国6地区から予選の地方大会を勝ち抜いた出場者が一堂に集まり、きものの装いを競う大会。着装技術、容姿、立居振舞、情緒、言葉遣い、レポートなどの審査基準があるなか、振袖の部、カジュアルの部、留袖の部の主要3部門のグランプリに選ばれました。ステージ上では、鏡のない状態で着物を着るそうです。
(写真:全日本きもの装いコンテスト、一番早く着装し、立っている吉田さん)
(表彰式、吉田さん写真中央)
(スピーチをする吉田さん)
きものとの出合いは
吉田さんがきものと出合ったのは、小学6年生のころ。地元のお寺の土曜学校で、「装道(そうどう)」の先生との出会いがありました。きれいな着物を自分で着れるようになりたいとの思いから、友達とお母さんと学び始めました。初めて着物を自分で着たときは、とても難しく、泣いていたとのこと。そこから、どんどん着物の魅力に引き込まれていきました。中学生になったころには、美しい所作に接していくうちに、もっと美しく装い、着こなしたいと強く思うようになりました。
(小学生のころの練習風景。吉田さん写真中央)
(先生と一緒に)
外国で「和の心」を伝える
高校生のとき、語学研修で訪れたニュージーランドで振袖の着装を披露する機会がありました。はじめは、きものに込められた「和の心」が、ニュージーランドの人々に伝わるだろうか不安だったとのこと。しかし、振袖の着装が始まると、それまでざわついていた会場がシーンと静まり返り、真剣に「着物に対する想い」を聞いてくれました。中には、感動し涙を流す人もいたそうです。想いを感じ取ってくれたその姿に、吉田さんも感動しました。
(ニュージーランドで着物を着る吉田さん)
(着物について話す吉田さん)
世界大会に臨んだときの気持ち
昨年10月の九州大会で代表に選ばれ、今回の世界大会出場となりました。コロナ禍で大変な状況でしたが、昨年の出場を辞退したこともあり、今年こそはという気持ちで、感染対策を万全にし、10年間のお稽古の成果を表現しようと大会に臨みました。大会では、この着物を作っていただいた職人さん、ご指導いただいた先生や家族など支えていただいた人へ感謝の気持ちを込めて着装しました。
吉田さんのこれから
吉田さんは、これから女王として、真の美しい日本人として、精進していきたいと話します。また、講師として子どもたちへ装道を伝えるお手伝いをしたいとのこと。薬学を学びながら、日本の伝統文化継承に貢献される吉田さんの将来が楽しみです。
(市長へ報告する吉田さん)
(吉田さん写真左、市長写真右)
(子どもの頃や大会の時の写真は、すべて吉田さん提供)
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