熊本県立北稜高等学校のソテツ群
更新日:2021年2月10日
熊本県立北稜高等学校のソテツ群(くまもとけんりつほくりょうこうとうがっこうのそてつぐん)
【種別】玉名市指定然記念物
【員数】1群
【指定年月日】令和2年7月28日
【所在地】玉名市立願寺247番
【所有者】熊本県
【内容・特徴】
熊本県立北稜高等学校の正門を入ると、正面に植えられたソテツの巨木が目に入ります。複数の幹が林立する姿は壮観で、その高さは最大で4.8メートルに及びます。ソテツ群の中心となるソテツは、かつて当地にあった熊本県立高瀬高等女学校の校庭を整備する際に、本市大浜町の民家から寄附を受け、職員と生徒の手によって移植されました。昭和10年(1935年)のことで、この時すでに樹齢300年といわれた巨樹でした。また、一本だけでは調和が取れないため、近隣からさらに寄附を受けて植樹したことや、移植の際に大変な苦労があったことが記録として残されています。移植から90年近く経つ現在は樹齢400年近いと考えられますが、その個体が判別できないため、ソテツ群として指定しました。
本市には、ほかに国の天然記念物に指定されている大野下の大ソテツ、市指定天然記念物である安養寺のソテツ、西家のソテツがあり、それらに次ぐ玉名市のソテツを代表するものとして学術的にも重要なものです。
北稜高校の先生方や生徒の手で今も大切に生育されています。
【地図】学校の敷地内になりますので、無断での立ち入りはご遠慮ください。
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