貴船神社の樟
更新日:2009年4月1日
所在地
玉名市岱明町野口字木船443番地
貴船神社の概要
玉名市岱明町野口の貴船神社は、第48代称徳天皇の頃の創建で、境内南東部の樟は、御神木とされています。
クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)は推定樹齢750年以上と云われており、幹囲7.4メートル、樹高28メートル、樹冠(枝張り)東西29メートル、南北26メートルです。樹幹の形状は約4メートルの高さから東側に大枝が長く伸びており、樹勢は旺盛です。
優れた樹勢と風格を備えており、鎮守の森にふさわしい巨木で、古来より貴船神社の神木として親しまれてきました。
参考事項
境内には「檣(ほばしら)埋蔵之碑」があり、第48代称徳天皇の天平神護2年(766年)に山城国より水徳神である貴布禰大明神の分霊を移し、同年7月19日に御用船を神木のこの樟に結び止め、この地に鎮座したと云われています。
船の檣は境内に埋蔵し、永く後世に伝えることとなっています。現在の「檣埋蔵之碑」の東三間の位置に埋められ、二十年毎の年紀大祭時に掘り出される習わしとなっていたが、現在は行われていません。
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