玉名温泉
古くは「立願寺温泉」と呼ばれ、1300年以上前に疋野長者が発見したという伝説のある「玉名温泉」。温泉街の中心にある「立願寺公園しらさぎの足湯」では、無料で足湯が楽しめます。また、夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気になります。
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疋野長者伝説
千年も昔、都にある貴い姫君がいらっしゃいました。満月の夜、姫は観音様から「肥後の国玉杵名の疋野の里にいる炭焼き小五郎を夫にするように」とお告げを受けました。そこで姫は幾山河を越えて、小五郎の家を訪ね一夜の宿を求めます。しかし小五郎は貧しい身の上。「米の貯えすらない」と断るしかありません。すると姫はお金を渡して米を買いにいかせます。しぶしぶ出かけると、途中白鷺が戯れている小さな沼に差しかかりました。お金の意味を知らない小五郎はこれを見て、姫にもらったお金を投げつけ、白鷺の足に傷を負わせてしまいます。
怪我をした白鷺は湯煙がのぼる田んぼに降り、しばらくすると元気に飛び去りました。不思議に思った小五郎がこの田んぼを探ると、地の底から熱いいで湯が湧き出ているではありませんか。
驚いて米も買わずに戻ってきた小五郎を姫が責め立てると、小五郎は「あれに似たものなら山にたくさんある」と答えます。姫は「これは大切なお金というもの。これをたくさん造りだすと長者になれるのです。」と教え、観音様のお告げどおり夫婦になりました。やがて二人は疋野の里で製鉄の業を興し富を得て、疋野長者になったと伝えられています。
長者が金を造った跡は小岱山麓の上代製鉄跡、長者伝説の地は現在の疋野神社の北側とされています。
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