大河ドラマ「いだてん」トークツアーin 熊本県玉名市
令和元年6月16日(日曜日)、大河ドラマ「いだてん」のトークツアーを玉名市民会館で開催しました。浅草の遊女・小梅役の橋本愛さんと人力車夫・清さん役の峯田和伸さんが登壇し、会場は立ち見が出るほど。市内外から約900人が参加し、ドラマ撮影の裏話や役柄への思いがたっぷり語られました。
浅草の遊女・小梅と人力車夫の清さんは、上京後の金栗四三さんが出会う架空の人物。金栗さんはじめ登場人物の背中を押すキーパーソンであり、2人は第21話で夫婦になりました。
それぞれの役柄への思い
橋本さんは、役作りについて「遊女は、悲劇的な要素を描かれがちですが、小梅はそこを一切匂わせたくなくて。明るい女性で強く生きている姿を演じたいと思っています」と力強く語りました。
人力車を扱う峯田さんは、撮影前に浅草で実際に「研修中」の札を掲げて猛特訓したとのこと。「人を乗せて走る人力車は、気が気じゃなかったですね。安全に走ることは大前提。お芝居よりも走ること第一でした」と苦労を明かしました。橋本さんが「つらい状況でも皆を引っ張って前に進む2人が本当に好き」と話すと、峯田さんも「僕らは役に恵まれました」と語りました。
一年間走り続ける「いだてん」
最後に峯田さんは「会場周辺を歩いたら、僕の山形の田舎に玉名はとても似ていて。子どもの頃にかいだ匂いと同じで自分らしくいられました。また来たいです!」と挨拶。橋本さんも「私はこのドラマが本当に心から大好きです。こんなにエネルギーをもらえるドラマはないし、愛情深い言葉が詰まっている宮藤さん(脚本)の作品が1年間見られる日本は素晴らしいと思います。最後まで見ていただきたいです」と呼びかけ、いだてん愛に包まれたトークツアーは、大盛況の中、幕を閉じました。
イベント後に橋本さんと峯田さんへインタビュー
-金栗さんの印象は?
峯田:損得考えず真っ直ぐで、朗らかで人を惹きつける人。友達になりたい人です。
橋本:「体力・気力・努力」の格言通り。生きる上で大切なことを分かっていて、その道を真っ直ぐ歩んでいく強さのある人だと思います。
-熊本の好きな食べ物は?
峯田:今回、どれも美味しかったんですけど…甘めのだんご汁と豚骨の玉名ラーメンは、本当にもう一杯食べて 帰りたいくらい!
橋本:おすすめの熊本スイーツは、いきなり団子。黒糖ドーナツ棒、陣太鼓も。
峯田:甘い物が好きだから食べたい!
-玉名市民へメッセージを!
峯田:玉名は僕が生まれたまちに本当に似ていて。良いところだと思います。人の温かさも感じて、色んな人がドラマを見てくれているんだと嬉しくなりました。
橋本:ドラマで金栗さんが玉名を走るシーンを思い出して、この土地や自然豊かな空気が金栗さんの土台になっ ていると感じました。東京だと無くなったり忘れられたりする土地のパワーのようなものを、彼はずっと持ち続けて走っていたんだろうなと。その姿に前向きになれるドラマなので玉名の皆さん、ぜひ見て欲しいです。
峯田さんが金栗さんゆかりの地を訪問
峯田さんは前日から熊本入りし、玉名市に宿泊。小梅の故郷・阿蘇市やいだてん 大河ドラマ館、ドラマロケ地を訪れました。
引用元:「橋本愛さん 峯田和伸さん玉名市訪問」『広報たまな』令和元年8月号抜粋(PDF 約5MB)
※本ページは上記記事を元に加筆・修正して作成しました。人物の年齢・肩書きは令和元年8月1日現在のものです。
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