「玉名型ウェルネスツーリズム」モニターツアーを開催しました
12月11日、玉名市「いだてん」地域振興協議会が、高齢者を対象とした日帰りモニターツアーを開催しました。今回のモニターツアーは、同協議会が推進する「玉名型3つのツーリズム」のうち「玉名型ウェルネスツーリズム」の取り組みであり、熊本市などからツアー客15名の参加がありました。
玉名型ウェルネスツーリズムとは
玉名型ウェルネスツーリズムとは、金栗四三翁が実践した、「女性・障がい者スポーツの振興や健康マラソンをはじめとする健康づくり」などの取り組みを生かし、性別や年齢、障がいの有無に関係なく、誰もが楽しむことのできる旅行の事です。
九州看護福祉大学との連携
今回のモニターツアーは、福祉や医療を学ぶ九州看護福祉大学のサークルのひとつであるスポーツサポートチーム「Iris(アイリス)」の学生10名の協力のもと、高齢者の受け入れやおもてなしを行う上で必要な課題を洗い出す事を目的に開催しました。
ツアー内容
対面式
ツアー参加者と学生の対面式を、九州看護福祉大学で行いました。
お互いに自己紹介が終わると、すぐに打ち解け、会話が弾んでいました。
金栗四三翁住家・資料館及び墓所見学
子どもガイドの説明で、金栗翁住家・資料館及び墓所を見学しました。
墓所までは急な坂が続くため、学生が参加者をサポートしながら歩きました。
昼食会
参加者と学生は、金栗翁が好んだ食材を使った特製「金栗弁当」を堪能し、会話を弾ませていました。
健康チェック教室
学生による「健康チェック教室」を、市民会館会議室で行いました。
参加者の骨密度や握力、足指力を測定し、日常生活でのアドバイスや、健康体操を指導しました。
参加者は、学生のアドバイスに真剣に耳を傾け、座って行う健康体操を熱心に取り組んでいました。
立願寺公園 しらさぎの足湯体験
立願寺公園内の天然温泉の足湯に浸かり、くつろぎながら会話を弾ませました。
段差がある所では、学生が手を差し伸べ、参加者をサポートしました。
解散式
九州看護福祉大学で、参加者と学生が1日の感想を述べ、学生がお見送りしました。
参加者の中には、学生との別れを惜しんで涙ぐむ人もいました。
参加者の声
モニターツアー参加者の感想
- バスツアーは何度か参加したが、学生と一緒に旅行できるのは初めての経験だった。
- 学生との会話がとても楽しかった。健康チェック教室で教わったことを毎日行いたい。
- 長年体調面での悩みがあったが、学生からアドバイスをしてもらったので早速実践したい。
- このようなツアーがあれば、今後もぜひ参加したい。
九州看護福祉大学学生の感想
- 普段、高校生と接する機会はあるが、高齢者の方々と接する機会は無かったので、貴重な経験となった。
- コミュニケーションを上手く取れるか不安だったが、会話をしていくうちに打ち解け、楽しい時間を過ごすことができた。
- このツアーで経験した事を、今後の学生生活に生かしていきたい。
今回のようなツアーがあれば、ぜひ協力したい。
玉名型ウェルネスツーリズムの今後
今回のモニターツアーを開催した玉名市「いだてん」地域振興協議会事務局は、「今回のモニターツアーで判明した課題を分析し、性別や年齢、障がいの有無に関係なく、誰もが楽しむことのできる新たな旅行商品の造成を目指します。」と意気込みを語りました。
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