筑波大学教授によるオンライン授業を開催しました
7月14日、玉名市「いだてん」地域振興協議会が、金栗スピリットを生かすプロジェクトの教育分野の一環として、玉名高等学校、同附属中学校及び専修大学玉名高等学校の生徒(約570人)を対象に、筑波大学教授によるオンライン授業を開催しました。講師は、大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」でスポーツ史考証を務められた、筑波大学特命教授真田久氏と同体育系助教大林太朗氏のお二人です。
オンライン授業の様子
玉名高等学校
専修大学玉名高等学校
今回のオンライン授業は、「オリンピックの歴史的意義-東京2020を通して考える-」をテーマに、玉名高等学校及び同附属中学校は真田特命教授、専修大学玉名高等学校は大林助教からそれぞれ授業をしていただきました。
参加した生徒からは、「金栗さんが、オリンピック出場後に女性の社会参画に取り組まれていたのは初めて知った。スポーツと政治の関わりにも考えさせられた。」との声が聞かれました。
真田特命教授は、「生徒の皆さんが活発に質問してくれ、関心を持っていただいたようで良かった。」とおっしゃっていました。
講師紹介
筑波大学 特命教授 真田 久氏
1955年東京都生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。同大学院体育研究科修了。福岡教育大学助教授などを経て2008年より筑波大学教授。12年より18年まで体育専門学群長(学部長)を務める。古代から近現代のオリンピックに関する歴史人類学的研究や嘉納治五郎の思想と行動に関する研究に従事しつつ、オリンピックの教育的意義に関する実践的研究を行う。IOCオリンピック研究センター委員、IOA(国際オリンピックアカデミー)科学委員会委員、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会参与および同文化・教育委員会委員、スポーツ庁オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議(スポーツ庁)座長などを歴任。近著に「嘉納治五郎―オリンピックを日本に呼んだ国際人」(2018年、潮出版社)。
筑波大学 体育系 助教 大林 太朗氏
1988年愛知県生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。ギリシャ(オリンピア)への大学院留学を経て、2020年筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。学位論文の主題は「関東大震災(1923年)後の東京市における体育・スポーツの振興に関する研究」。東京藝術大学非常勤講師、日本学術振興会特別研究員などを経て2017年より現職。国際体育・スポーツ史学会(ISHPES)若手研究者代表委員、スポーツ庁オリンピック・パラリンピック教育全国拠点会議構成員などを歴任。筑波大学では体育・スポーツやオリンピックの歴史学、人類学に関する授業・演習を担当し、また陸上競技部のアシスタントコーチ(十種競技・七種競技)を務めている。
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