「玉名型ウェルネスツーリズム」モニターツアーを開催しました
7月15日、玉名市「いだてん」地域振興協議会が、高齢者を対象とした日帰りモニターツアーを開催しました。今回のモニターツアーは、同協議会が推進する「玉名型3つのツーリズム」のうち「玉名型ウェルネスツーリズム」の取り組みであり、今回で4回目の開催。熊本市などからモニター24人の参加がありました。
玉名型ウェルネスツーリズムとは
玉名型ウェルネスツーリズムとは、金栗四三翁が実践した、「女性・障がい者スポーツの振興や健康マラソンをはじめとする健康づくり」などの取り組みを生かし、性別や年齢、障がいの有無に関係なく、誰もが楽しむことのできる旅行の事です。
九州看護福祉大学との連携
今回のモニターツアーも前回に引き続き、福祉や医療を学ぶ九州看護福祉大学のサークルのひとつであるスポーツサポートチーム「Iris(アイリス)」の学生14人の協力のもと、高齢者の受け入れやおもてなしを行う上で必要な課題を洗い出す事を目的に開催しました。
モニターツアー内容
金栗四三翁住家・資料館
まず、金栗四三翁住家・資料館を見学し、小田地区金栗四三ゆかりの地保存会のガイドによる説明を実施。
モニターの皆さんは、ガイドの説明に聞き入っていました。
高瀬地区周辺
高瀬地区にある本町商店街や高瀬裏川水際緑地公園を散策し、地元ガイドによる説明を実施。
商店街では、柳屋茶舗、安田製菓店、田尻高瀬飴本舗にてお土産を購入するなど、地元の人との交流に、モニターの皆さんはとても満足されていました。
昼食
九州看護福祉大学に移動し、昼食をとりました。
昼食は、金栗が好んだ豚肉などの食材を使った特製弁当を堪能。
金栗翁ゆかりの長者饅頭も振る舞われました。
健康教室
九州看護福祉大学の学生と合流し、「健康教室」を開催。
学生による、大学やサークル活動の紹介の後、グループディスカッションを行い親睦を深め、骨密度・握力・足趾力等の測定、健康体操を実施。
モニターの皆さんは、学生のアドバイスに真剣に耳を傾け、健康体操を熱心に取り組んでいました。
参加者の声
参加されたモニターの人からは、「もともと体を動かすことは好きだったが、コロナ禍で機会が減っていた。運動教室で教わったことを自宅でも実践していきたい。」「今回のような体を動かすことができるツアーは画期的な企画なので、次回もぜひ参加したい。」「健康に気を付けて長生きしたい。」などの声が聞かれました。
学生は、「授業で、実際に高齢者と接する機会はないので、非常に良い機会だった。」「足趾力の計測をしたが、計測機械に足を乗せる動きが、高齢者にとっては難しいこともあると分かった。」と感想を述べていました。
サークルの代表菊池智菜さんは、「大学卒業後は人に指導する立場となる学生が多くいるので、今回経験できたことが将来活用できるように学生生活を送りたい。」と意気込んでいました。
玉名型ウェルネスツーリズムの今後
今回のモニターツアーを開催した玉名市「いだてん」地域振興協議会事務局は、「ツアーの中に、大学生が行う健康教室を盛り込むといった新たな旅行商品なので、今後は更なる磨き上げを図ります。」と意気込みを語りました。
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