石貫穴観音横穴
更新日:2021年2月10日
石貫穴観音横穴(いしぬきあなかんのんよこあな)
【種別】国指定史跡
【員数】5基
【指定年月日】大正10年3月3日
【所在地】玉名市石貫字安世寺2387
【所有者】文部科学省(管理責任者:玉名市)
【内容・特徴】
石貫ナギノ横穴群(内部リンク)と同じ丘陵の西側に5基の横穴墓が造られており、2号墓の内部に千手観音が彫られていることから石貫穴観音横穴と呼ばれています。3基(1号墓から3号墓)がほぼ同じ位置に並び、2基(4号墓、5号墓)がやや離れて低い位置にあります。規模は最大の2号墓で全長5.7メートル、最小の5号墓が約4メートルです。1号墓、2号墓の飾縁には赤や白の円文が描かれており、3号墓には赤彩が施されています。
大正10年に石貫ナギノ横穴群、石貫穴観音横穴と熊本県内の装飾古墳(井寺古墳・千金甲甲古墳・千金甲乙古墳・釜尾古墳・大村横穴群)と共に国の史跡に指定されています。これらは装飾古墳として日本国内で第一期の指定であり、その存在を広く世の中に広める第一歩となった、記念すべき史跡です。
2号墓内部奥室
【地図】
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