レスリングのことしか考えられない。玉名から世界の舞台へ。
レスリング選手・荒木大貴(あらきだいき)さん
平成10年生まれ(玉名市亀甲)。 玉名工高3年。熊本県2020東京五輪育成指定選手。4歳でレスリングを始め、小学5年で全国優勝しその後、日本代表として活躍。高校では国体3連覇の快挙を達成。今春専修大学へ進学。
東京オリンピック代表になって、金メダルを玉名に持って帰りたい
国体3連覇を成し遂げた
「最後の一秒まで分からない試合でしたけど、多くの人の声援で勝つことができました」
そう決勝戦を振り返る荒木大貴さん(18歳)。昨秋の岩手国体レスリングフリースタイル少年男子55キロ級で優勝し、史上2人目の国体3連覇の偉業を達成。
幼少期からコーチをしてきた大野豊重さんは「練習へのストイックな姿勢が優勝につながった。玉名から日本代表として活躍して欲しい」と応援しています。
レスリングとの出会い
レスリングを始めたのは4歳の時でした。人前に積極的に出る子どもではなかったので「少しでも強い子になってほしい」との両親の思いから地元玉名のタイガーキッズレスリングクラブへ。
タイガーキッズレスリングクラブのみんなと市長表敬訪問(2009年5月31日)
当初は週2回ほどの練習でしたが、試合では思うような結果を残せませんでした。本人としては「気づかないうちにレスリングを始めて、知らないうちにレスリングが好きになり、練習も好きになって…」試合に勝てない悔しさから、玉名町小に入学した頃には練習を週7回に。さらに基礎体力をつけるため蛇ヶ谷公園でのランニングも。
その結果、玉名中1年時には、日本代表として韓国遠征、中学3年・高校1年時にはアジア大会3位、高校2年時にはアジア大会優勝と国内外の大会で活躍。日本を代表する選手になります。
北稜高校での練習(2016年1月18日)
北稜高校での練習(2016年1月18日)
夢の舞台「東京五輪」へ
今後は五輪の種目である57キロ級を見据えて階級を上げる予定です。高校1・2年では50キロ級、高校3年では55キロ級で挑み結果を残しました。
「体重も技も増やすことで課題を克服したい。五輪代表になり金メダルを玉名に持って帰りたい」と力強く宣言しました。
3連覇した長崎国体、わかやま国体、いわて国体の賞状(第1位)と熊日スポーツ賞(大賞)のメダル・賞状
引用元:「レスリング選手荒木大貴さん」『広報たまな』平成29年3月号(PDF 約479KB)
※本ページは上記記事を元に加筆・修正して作成しました。人物の年齢・肩書きは平成29年3月1日現在のものです。
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