男女共同参画社会をめざして VOL.50
更新日:2015年4月1日
もしかしたらDVかもしれない 〜多様化・複雑化するDV〜
DVとは、ドメスティック・バイオレンスを略したものです。夫婦や恋人、前の配偶者など親密な間柄の中で起こる暴力をさし、被害者の多くは女性です。そしてDVは精神的、経済的、性的なものなど様々な形がありますが、女性だけでなく男性も被害にあうことがあり、近年は男性の被害者も増加傾向にあります。多様化・複雑化するDVは決して他人事ではなく身近なことだという意識を持つことが大切です。
また、DVがある家庭で育った子どもたちへの影響も深刻です。子どもが直接的な被害にあったり、暴力の目撃者になることで心理的な虐待を受けたり、その子ども自身が加害者・被害者となってしまい次の世代へ連鎖していくこともあります。
DVチェックリスト
- 何を言ってもパートナーの話を無視する。
- パートナーの外出や電話、メールを細かくチェックする。
- 「女は家のことをしろ。」「男なのにそのくらいしか稼げないのか。」と非難する。
- 家事や子育ては女の仕事と決めつける。
- 「子どもができないのはお前のせいだ。」などと非難する。
- 家具やガラスなどを壊して脅す。
- 生活費を渡さなかったり、お金の使い方を束縛する。
- 実家や友人との付き合いを極端に制限する。
- 多忙な仕事で疲れて帰宅しても、家庭で眠る時間を与えない。
- パートナーのことを怖いと感じている。
他にも多様なDVの形があり、明らかにされるのは「氷山の一角」と言われています。平成23年度に玉名市が実施した「男女共同参画に関する市民意識調査」では、身近にDVの被害者がいたり、自分自身がDVの被害を受けたことがあっても3割近くの人が「何もしなかった」と回答しています。チェックリストに例示したようなことを経験して悩んでいたら、勇気を持って信頼できる人や相談窓口などに相談しましょう。パートナーとの関係を見つめ直すことで、今の状況を変えるきっかけになるかもしれません。
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