金栗さんに捧げるどら焼き「韋駄天どらや金」
頑張ったけど、メダルを獲れなかった金栗さんに届けたい
7月14日に佐賀市で開催された全国和菓子甲子園九州大会。熊本県代表として出場したのは、玉名女子高校食物科の廣田さんと遠嶋さんです。テーマは自分の町のいいところを和菓子で表現してみたら、というもの。2人が題材に選んだのは、玉名が生んだ日本マラソンの父「金栗四三さん」と、金メダルをイメージした「どら焼き」でした。試食とプレゼンテーションでの審査の結果、みごと努力賞を受賞。プレゼンでは緊張しながらも、「とても頑張ってオリンピックに何度も挑戦したけど、メダルを獲ることができなかった金栗さんに、私たちから金メダルをイメージしたどら焼きを届けたい」という気持ち、そして中に入った「サツマイモの美味しさ」などをアピールしました。
韋駄天(いだてん)どらや金(きん)
- 栗の刻みが入った生地と白あんにサツマイモを混ぜたあんの絶妙なバランス
- 金メダルを意識した外観
- 熊本県産の栗、サツマイモ(カライモ)、薄力小麦粉を使用
- 試行錯誤したところ…生地の配合、あんの種類、あんとサツマイモの配合、生地に混ぜ込む栗の配合
勉強に部活にと多忙な寮生活を送っている2人。大津町と菊池市出身ということもあって、金栗さんのことを知ったのは昨年の大河ドラマ放送決定後でしたが、地元の応援にもなるからと金栗さんを選び、考え、試行錯誤しました。金栗さんの「金」と「栗」、金メダルをかけていて、生地にも刻んだ栗が入っています。より金メダルらしくなるように、白あんにしてサツマイモの黄色が際立つよう工夫。色んなアイデアが詰まっています。審査委員長からも声をかけて頂くなど、プロにも好評を得たこのどら焼き。商品化に向けて専門家と検討中だそうです。
これからの目標は、廣田さんは料理人、遠嶋さんは音楽に関わっていくこと。夢に向けて体力、気力、努力でがんばります。
玉名女子高校食物科
- 廣田里緒奈さん(食物科3年,バドミントン部)
- 遠嶋花音さん(食物科3年,吹奏楽部)
第9回全国和菓子甲子園九州大会努力賞受賞
こんなおいしさ「韋駄天どらや金)
韋駄天どらや金を、金栗さんのPRのため走り回る3人に食べてもらいました。
藏原市長
- 「甘すぎないので子どもからお年寄りまでおいしく食べられますね。お土産に喜ばれそう」
金栗四三PR推進室職員
- 永田主任「おいしい。甘すぎない。あんこも普通のあんこじゃなくて、サツマイモでまろやか」
- 川冨主事「栗がまるごと入っていて食べ応えあり!これは運動前に食べると元気が出そうですね!」
引用元:「金栗さんに捧げるどら焼き」『広報たまな』平成30年9月号抜粋(PDF 約606KB)
※本ページは上記記事を元に加筆・修正して作成しました。
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