企画展 「手しごとあれこれ」
60年ほど前まで、一般家庭の中で息づいていた手しごと。それにより生み出されてきたもの達を紹介します。
どうぞご家族でお楽しみください。
展示期間
平成29年10月14日(土曜日)〜平成29年12月17日(日曜日)
展示品
座繰、筵編み機など
チラシ
企画展 手しごとあれこれ
「日常生活の必需品も、道具の修理も、あれも、これも、手しごと手さぎょう」
場所
玉名市立歴史博物館
開館時間
午前9時〜午後5時まで(入館は4時30分まで)
休館日
毎週月曜日および祝日の翌日
観覧料
一般300円(210円)、大学生200円(140円)、高校生以下無料
括弧内は、20名以上からの団体割引
みなさんは「手仕事」と聞くと、何をイメージされますか?桶職人など特別な技術や修行が必要な仕事でしょうか?しかし、それだけでなく貝じゃくしやハエたたきなど多くの家庭で使われていた「ものを作ること」や、壊れた農具などを「修理すること」も手仕事に入るのではないでしょうか。今回の企画展ではそのような仕事に注目しました。
例えば、衣服も70年ほど前までは手作りでした。家族の普段着を作ることは女性の仕事で、結婚するために必要な条件でした。擦り切れた服は一度解いてよく洗い、した手直して使っていました。また、稲刈り後の藁を使って、農作物を運ぶのに便利なフゴやカマス、敷物の代わりとして使われていたネコブク、草鞋など様々なものを作っていました。子どもたちは、大人になる前にものづくりに慣れておく必要があったので、自分で履く草履を自分で作ることもありました。また、馬の餌やりや炭切りなど家事の手伝いを通して、大人の世界を知っておくことも大事なことでした。
スーパーやコンビニで簡単にものを買うことができる今では、生活に必要なものを作ったり、壊れたものを何度も修理して使うことも少なくなりました。しかし、当時は皆が工夫を凝らしながら、ものづくりを行っていました。今回の企画展を通して当時の人々のアイデアや技術に興味をもって頂けたらと思います。「壊れたらまた新しいもの買えばよい」と思ってしまいがちな私たちですが、当時の手仕事に触れることで、ものとの関わりを考え直す機会になればと思います。
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