玉名市内高校大学研究等合同発表会(未来トーク)を開催しました

第3回玉名市内高校大学研究等合同発表会を12月13日(土曜日)に高校まつりと同時開催しました。今年は九州看護福祉大学食堂棟での開催となりました。
この取り組みは、玉名市内の高校と大学が、日ごろ地域との関わりのなかでどのような学びを展開したのか、また学校教育のなかで特筆する学習などを発表し、市の発展に繋げようというものです。

今年の発表団体は、玉名市内の高校3校(4事例)、大学(1事例)、未来づくり研究所(3チーム)でした。コメンテーターには、市長はじめ市幹部、オープンガバナンスネットワーク代表理事奥村先生、九州看護福祉大学長、熊本県立大学名誉教授津曲先生、熊本県高校教育課長にご参加いただきました。

発表内容

発表8分、フィードバック5分

玉名市の幼児における運動能力と関連因子の解明  九州看護福祉大学　リハビリテーション学科　吉里ゼミ

昨年度の調査の結果は市内の幼児は全国平均より運動能力が低い水準にあり、疾走や投球は動作発達段階と関連することが示されました。今年度は対象を年少から年長児に拡大し、筋力や姿勢を含め運動能力に関連する因子の解明を試みた結果、市内の幼児の運動能力は全国平均より低く、疾走は発達段階、投球は発達段階と兄弟の有無が関連因子であるという結論になりました。 

玉名の魅力発信　　専修大学熊本玉名高校　国際ビジネス科

専修大学熊本玉名高校国際ビジネス科では、アントプレナー教育、中国語講座、台湾研修を行っています。今回玉名市の魅力を広めるために、玉名の観光資源である温泉を調べ、温泉冊子を作成するまでを発表しました。

学生が温泉施設へ取材し、活動報告をまとめ、温泉冊子のデータを作成し、日本語と中国語バージョンの冊子を作成しました。

完成した温泉冊子は、各温泉施設へ配布予定です。

仮想空間の制作〜熊本から世界へ、そして未来へ〜　県立玉名工業高校　電子科

玉名工業高校では、企業と連携し、新しい技術として注目されている仮想空間の制作について学び、そこから、メタバース玉名工業を制作し、玉名工業高校電子科の魅力を発信したいと考えました。メタバース空間に自分たちの教室を制作し、そこに電子科マスコット「デンタくん」を配置しました。そして、実習風景の動画を掲載するなど、普段の様子を発信することを目指しました。制作していく過程で、メタバース制作には時間がかかり、通信速度などの技術的制約等の課題があることがわかりました。

マイスターハイスクール普及促進の取組み　　県立玉名工業高校　電気科

マイスターハイスクールとは、成長産業化を図る産業界と専門高校が一体となり、地域産業の持続的な成長を牽引する最先端の職業人材育成の取組みです。玉名工業高校は令和6年度からマイスターハイスクールに取り組んでいます。今回、工業各科で打ち出したビジョンをもとに、企業等と連携した事業への取組みを発表しました。

菊池川水系での希少魚類の調査活動　　県立玉名高校　科学部

菊池川周辺に絶滅危惧IA類、国内野生希少動物種セボシタビラが生息していて、その貴重な生態系を守りたいと調査活動を実施しました。計4回、13地点の調査を行った結果、環境DNAを検出することはできませんでしたが、今後の展望としては、再び採水を行いセボシタビラの生息環境を探し、地域の人からもいろいろな話を聞きたいということでした。

玉名未来づくり研究所

玉名未来づくり研究所に参加した皆さんから令和7年度の研究発表が行われました。
今年度の参加者は、高校生から大学生の17名。
今年は、地域のお祭りをテーマにして、玉名をPRしようと活動し、PR動画を作成しました。

1. MKNTOS
   
   題名「1300年の炎の歴史　火の神祭り」
   
   題材の祭り:天水火の神祭り
   
   
2. うはっきー
   
   題名「地域活性化のために私たちにできること〜SNSを利用した猪喰い祭りの広報〜
   
   題材の祭り:滑石猪喰い祭り
   
   
3. 年紀祭を盛り上げ隊
   
   題名「年紀祭を盛り上げたい!!!」
   
   題材の祭り:大浜町戸嶋住吉神社年紀祭

(注)詳しくは　玉名未来づくり研究所のページをご確認ください　→　玉名未来づくり研究所

 
合同発表会での発表は以上です。