男女共同参画社会をめざして VOL.8
男性も子育てをする社会へ!
「子育ては女性がするものだ!」…今でもそんな意識を強く感じることはありませんか?
3歳児神話という考え方がかつての日本には根強くありました。3歳頃まで母親が育児に専念しないと、子どもに悪い影響があるというものですが、今は父親も育児に積極的に関わるような考え方に変わりつつあります。
最近は「イクメン」といわれる男性が話題になっており、男性が育児に参画する意識も定着しつつあります。
イクメンってどんな男性のこと?
「イクメン」とは、育児を積極的にする男性、育児を楽しんで行う男性をいいます。これまでは、産休による出産後、女性が引き続き育児を行うのが一般的でしたが、これに対し、男性が育児休業などの制度を利用し、育児休暇をとって積極的に育児を行う男性が少しずつではありますが増えています。ただし、休暇を取得して育児をしたいと思う男性は多いものの、収入が下がり仕事の評価が低くなるといった理由から、まだまだ日本における事実上のイクメンの数は少ないのが現状です。夫婦が共働きでないと収入面の不安も大きく、また男性が育児休暇を取得しやすい環境が整っていないのが今の日本社会の問題点とも言えます。
なぜ、イクメンが必要なのか
イクメンが注目されるようになった背景には、日本の危機的な人口減少により、少子化をなんとか食い止めなければならないという事情があります。男性も育児に積極的に参画することで、仕事一辺倒の生き方が変わり、子育てに追われる母親の孤独や苦労を分かち合うことで、家庭内での相互理解も深まり、より良い生活ができるようになります。第2子以降も子どもを持つゆとりが生まれれば、出生率が自然と上昇します。様々な取り組みがなされている欧米では、実際に出生率の上昇を実現しています。
イクメン輝く!男女共同参画社会
今後の社会は、柔軟な働き方や生き方を選択できる世の中の実現が求められています。イクメンは男女共同参画社会の実現において、男性のひとつの生き方として今後ますます注目されるでしょう。
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