男女共同参画社会をめざして VOL.32
日本の男女平等は135カ国中101位
日本は先進国の中で、女性の活力が十分に活かされていないといわれています。
国連は平成25年3月、人々の生活の質や発展度合いを示す「人間開発指数」を発表しています。187の国と地域の中で日本は10位でした。長寿で健康的な生活を送ることができ、教育水準や生活水準の高いことが評価されて上位となっています。
一方、世界経済フォーラムが平成24年10月に発表した、各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」によると、日本は135カ国の中で101位でした。この指数は、経済・教育・政治および保健分野のデータから出されていて、101位という順位は日本の男女平等が進んでいないことを意味しています。
賃金の男女格差が大きいことや女性が管理職に昇進しにくいこと、政治分野での女性大臣や議員の数が少ないこと、女性が働きにくい環境などが順位を下げている原因とされていて、アジア地域で指数が最も低い国の一つとなっています。
「ジェンダー・ギャップ指数」は、その国の競争力や経済力と関係しており、女性が教育を受けていても、社会への参加がしにくい国では、女性の人材資源を十分に活用できていないといえます。
※「ジェンダー・ギャップ指数」とは、各国の社会進出における男女格差を示す指標のことです。
女性のチカラが活かせる社会へ
少子高齢化が進む日本では、さまざまな面で人材不足が懸念されています。地域、家庭、職場、教育などさまざまな場面で女性のチカラを活かしていくことは、人口減少時代をより豊かに過ごす方法のひとつといえます。「男だから」「女だから」ということではなく、個々人の持つチカラが活かせる社会を目指していきましょう。
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