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開田筥崎八旙宮王面 附 掛額

更新日:2021年2月5日
開田王面の写真

掛額の写真

開田筥崎八旙宮王面 附 掛額(ひらきだはこざきはちまんぐうおうめん つけたり かけがく)

【種別】玉名市指定重要有形文化財(工芸品)

【員数】王面 三面、掛額 一面

【指定年月日】平成20年12月22日

【所在地】―

【所有者】民間団体

【内容・特徴】
 開田筥崎八旙宮王面は、三面揃った例としては熊本県内出は最古の部類に属します。三面全てが樟材で製作されており、内面に「紀吉満作」「末藤什物」と銘が入っています。

 赤で彩色された火王面は口を大きく開いた阿形に作られ、鼻先は失われています。緑で彩色された水王面は口を結んだ吽形に作られています。風王面は薄い朱色で彩色されており、鼻先を失っています。吽形に作られていますが、口角を下げて口を結んだ水王面とは異なり、風王面は口角を上げて口を食いしばっています。

 王面は鉾の先などにつけて神幸行列を先導したり、神殿の柱に懸けて「魔よけ」としたため、目鼻は開いていません。目鼻を開けない火王・水王面の例は、古いものでは14世紀半ば頃のものがあります。特に南九州に多く分布しており、ある時期から風王の面が加わります。その初期ははっきりしませんが、時代が判明する例としては熊本県山鹿市大宮神社の寛文2年(1662年)のものがあります。開田筥崎八旙宮の王面は、その作風の特徴が鎌倉時代の作例に顕著に見られることから、それよりも古い14世紀から15世紀前半頃の作と考えられます。

 掛額は淺山平太夫が寛文7年(1667年)に奉納しています。淺山平太夫は現在の熊本県八代郡氷川町の一部に知行地300石を領していた人物で、肥後藩主細川綱利の御腰物拵奉行(藩主の佩刀や装身具を取り扱う役職)を務めていました。


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