狐嶋溺死供養塔・津波死十一人塔
更新日:2024年11月1日
狐嶋溺死供養塔・津波死十一人塔(きつねじまできしくようとう・つなみしじゅういちにんとう)
【種別】玉名市指定重要有形文化財(歴史資料)
【員数】各1基
【指定年月日】平成21年3月17日
【所在地】玉名市岱明町下沖洲125-1(狐嶋墓地内)
【所有者】下沖洲区
【内容・特徴】
寛政4年(1792年)4月に大津波が発生し、玉名郡内では2,221人が亡くなり、下沖洲村でも多くの人が亡くなりました。下沖洲村では溺死を免れた人々が泣きながら肉親の遺骸を集め、扇崎の墓(扇崎千人塚供養塔と推測される)に仮埋葬しました。そのうちの26体を45年後の天保8年(1837年)に溺死者の子孫がこの地に改葬しこの供養塔を建立しました。扇崎千人塚供養塔は藩が建立したのに対し、この狐嶋溺死供養塔は45年の時を経て地元民の発意により建立された点が特筆されます。
- 狐嶋溺死供養塔
狐嶋溺死供養塔は砂岩製で無縫塔型。総高110センチメートル、碑石高81センチメートル。天保8年(1837年)7月建立。
- 津波死十一人塔
津波死十一人塔は砂岩製で位牌型。総高100センチメートル、碑石高81センチメートル。建立年不明。
【地図】
【寛政の大津波について】
下記の扇崎千人塚供養塔のページよりご確認いただけます。
【関連文化財】
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