木造阿弥陀如来立像及び厨子・添状
更新日:2025年4月1日
木造阿弥陀如来立像
厨子(表)
厨子・裏
木造阿弥陀如来立像及び厨子・添状(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう および ずし・そえじょう)
【種別】玉名市指定重要有形文化財(歴史資料)
【指定年月日】令和7年3月26日
【所在地】玉名市岩崎163 玉名市立歴史博物館こころピア
【所有者】玉名市
【内容・特徴】
寛政12(1800)年、豪潮(ごうちょう)52歳の時に光格天皇から下賜された阿弥陀如来立像と、聖護院盈仁(えいにん)親王(光格天皇の弟宮)の手になる下賜の由縁を記した添状「阿弥陀仏像記」です。また、この添状を納めた桐箱には豪潮自筆の箱書きが見られ、厨子背面には、添状を写し陰刻しています。阿弥陀立像は作者不明ではあるものの、その技術の高さから京仏師であると推測されます。寿福寺文書「繁根木山什物」に本像や添状が載せられていることから、かつて寿福寺の什物であったこと、また添状からは下賜の由縁が分かります。
これらは、豪潮の活動を裏付けまた歴史的価値が高いものであるため、これらを歴史資料として玉名市重要有形文化財に指定しました。
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